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2018年7月

2018年7月30日 (月)

蕎麦掻きで一杯 和歌山市は「そば切り 徳」



蕎麦掻き



それは蕎麦粉を水で溶いて火にかけながら練っていくというシンプルで原始的な料理だ 。
最も蕎麦を打って麺状に切るそば切りが出来るまでは 、 この蕎麦掻きや蕎麦団子などが一般的な食べ方だったようだ 。


蕎麦掻きは麺のように繋ぐ必要が無いため、ある意味簡単に十割蕎麦を作ることが出来るというスゴイ代物 。


勿論主菜としてOKなのだが 、 蕎麦前のお供で酒肴としても頂くことが出来るのだから具合が良い 。



さて、話は晩春の頃 、 和歌山市屋形町にあるそば切り徳 。
この日蕎麦掻きでお酒を頂こうとお伺いした 。



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一年半の休業を経て昨年8月にリニューアルオープンし 、 そろそろ一年になろうとしている。

再開したメニューにはワンドリンク付きの 「 蕎麦呑みのすすめ 」 というとても素敵なセットがラインナップされていて、蕎麦前に力を入れている感ありありで嬉しかったものだ。

お酒は和歌山の地酒が常時5種ほど用意され、中でも私のお気に入りは有田川町にある高垣酒造の紀勢鶴。
しっくりと私の口に馴染むお酒。

JR紀勢線の電化を記念して造られたお酒だが 、 昨年秋頃からは無き先代が仕込んだお酒を7年古酒として出荷 。

( 今は八年古酒になっているのですが )

これがフルーティーさを残し、日本酒としての旨味をキッチリと残したバランスが絶妙で、とても料理にも合うお酒に仕上がっています。

酒器はよく冷やされた錫製という贅沢な物で 、 これをお替わりごとに変えてくれるので 、 一合550円のお酒が美味しさ倍増なのです 。

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この日はちょっといつもと違うセレクトにしてみました 。


蕎麦前の紀勢鶴に単品で蕎麦豆腐と蕎麦味噌をお願い 。

蕎麦前をメインにしていつもより多めにお酒を頂き 、 仕上げは鴨椀で蕎麦掻きを楽しもうという趣向 。


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単品の蕎麦豆腐は酒肴五種盛りよりも少し大きめのが二つ 。
ワサビと醤油で頂きます 。

舌触り滑らかでお蕎麦の風味がフンワリと広がる物 。

蕎麦味噌は私の大好物。


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というのも、味が神田やぶそばや浅草尾張屋など東京の老舗蕎麦店で出される物にかなり近い一品で、しかもピリ辛で量も多く、蕎麦の実のプチプチが楽しい食感。


(本当はこれだけでもお酒三合いけてしまいます。)


ここでなんと素敵なプレゼント。

「頂き物のコシアブラなんですが食べてみて下さい」


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これ結構希少ですよね。
葉先や新芽には仄かな苦みがあって春香る大人の一品。

蕗の薹と並んで大好きな山菜です。
思わぬ頂き物に感謝。


さて〆には、鴨椀と蕎麦掻きをお願いし、その鴨肉と葱でお酒を頂きます。

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大阪谷町にあった頃の蔦屋で初め知った鴨椀 は 、 鴨汁蕎麦( 鴨せいろ )の漬け汁なのだが 、 これがお酒のアテにもなかなか良い一品となります 。

鴨肉も柔らかく仕上がっていてジューシー 。


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濃厚なのに決してクドすぎず 、 う~~ん 、 美味しい !!


鴨椀にそう遅れること無く出された〆の蕎麦掻き 。


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徳の蕎麦掻きは黒ポチが散りばめられた挽きぐるみ系。
しかも舌触り滑らかなトロトロ仕上げで逸品 。


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まずはそのままスプーンで漉くって口に入れる
纏わり付くような食感の蕎麦掻きを舌と上顎に挟んで磨り潰すようにして頂くと 、 挽きぐるみの香ばしさが鼻に抜ける。


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次ぎに蕎麦掻きと共に鴨汁を漉くって食べてみると 、 お酒のお供にもピッタリ !!
また、添えられたきな粉に付けるとさっきまで酒肴だった蕎麦掻きがデザートに変身 。


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最後に蕎麦湯を頂いて胃の腑に優しさが流れ込み ・ ・ ・

ホッコリいたしました 。


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食べ始めから食べ終わりまでお酒のお供でした !
えっ 、 これって〆になってない ?



蕎麦前だけの呑みっぱなしちゃうん ?
だから ・ ・ ・ だからなのです !


なのでこの日はいつもと違うチョイスで楽しんだ徳でした。
これでこの日の幸せ終了です。



そば切り 徳


お店は→和歌山市屋形町4-15-1
電話は→073-427-3456
営業は→11:30~14:30 18:00~21:00(売り切れ終了)
お休み→日曜日・木曜日
駐車場→すぐ近くにコインパーキング有り
          サービス券もらえます
最寄り駅→JR和歌山駅・南海和歌山市駅から
     バスで三木町新通り下車 徒歩約7分

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2018年7月22日 (日)

小さな街歩き 歴史を感じる街並み 奈良県御所市

御所市 。
奈良県中西部に位置し 、 大阪の千早赤阪村と境を背にする御所市は 、 金剛山や葛城山へのロープウェイがある軽登山が有名な町だが 、 何より地元酒蔵油長酒造が醸す 「 風の森 」 の名の由来となる 「 風の森峠 」 や 「 風の森神社 」 がある町だ 。


また 、 関ヶ原の戦いにより和歌山城主桑山重晴の次男元晴が 、 1万2千石で御所に入ったという和歌山との関わりもある町でもある 。


私にとって高鴨神社横の蕎麦小屋に行く以外ほぼ通過点であった御所市なのだが 、 ひょんな事で今井町や大宇陀にも引けを取らない古い家並みが残っていると知り 、 今回はそんな御所を歩いてきました 。
JRと近鉄の御所駅があり 、 駅の東側にその町並みが広がっています 。


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JRの踏切を渡るとアーケードの商店街に入るが 、 ご多分に漏れずシャッターを下ろしたお店が目立つ 。


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この中央通りから南側に古い家が点在していて 、 更に市街地の中央を流れる葛城川を挟んで東側にも同様の町並みが広がります 。
 

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町はほぼ碁盤の目に整備され 、 背割り下水という水路があちこちに流れています 。



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日本風景街道環濠の道という石標が貼られていました 。
町歩きはまず南エリアから始めましょう 。


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商店街を南にそれ歩いて行くと有りました 。


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風の森の油長酒造 。               結構立派な酒蔵です 。

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道を挟んだところに醸造タンクがありました 。


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御所にはこんな町並みが残っていたのですね 。


今で言うところの広告版である高札場も残っていています 。

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面白いのは今でもこの高札には 「 定 」 のほか今でも地域の通達にも利用されているようです。


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この三重に重なる屋根なんかは圧巻ですよね 。


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重厚なお屋敷なども結構多い 。


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軒下に手を入れ窓下部をタイル張りにした町家は 、 TOBACCOの文字が無くても昔のたばこ屋さんだったことがわかり 、 明治モダンな建物と和風古民家が並ぶ歴史の変遷を感じるもの 。


建ち並ぶ家の二階には四角や楕円などの様々な虫籠窓を見ることが出来て 、 それらの違いを見比べながら歩くのも楽しい 。


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さて 、 カイカチの古樹にたどり着きました 。

ここからは葛城川を渡って東側の町並みに入ります 。

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東部エリアは円照寺を中心として広がった地内町のようです 。


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立派な楼門や鐘楼があり 、 お庭には立派な松が横たわっていました 。

寺内町として広がった町は今でもその雰囲気が色濃く残る 。


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地元の人には日常的な風景なのでしょうが 、


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私の家に   灯籠はありません。  (-.-;)


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瓦がチョット危ないお宅もありますが 、 これは仕方有りません 。 維持はなかなか簡単じゃない 。

新聞入れが素朴で懐かしい 。

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伝統の建築でもある大和棟造りのお宅も幾つかありました 。

銅葺きの部分はかつて茅葺き屋根だったと思われる 。


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さて、今回初めて御所を歩いてみましたが 、 かなり素敵な町並みが残っていて 、 興味津々暑さを感じさせない町歩きでした 。


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さすが大好きな奈良 。

こんな所があったなんて !


まだまだ知らない素敵な奈良を探ろう ・ ・ ・


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そう思いながら御所の町を後にしたのでした 。



奈良県御所市


最寄駅→JR・近鉄 御所駅すぐ

駐車場→国道24号沿いの駅近くにCP有り

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2018年7月16日 (月)

彩り天麩羅カレーうどん定食 奈良県御所市は新地入船

あれこれ食べ歩きと称しながらも紹介記事はほぼほぼお蕎麦の食べ歩きとなっているのですが 、 別にお蕎麦以外の麺類が嫌いなわけではなく 、 おうどんも大好きで美味しそうなお店を見つけてはたまに伺っています 。

今回、御所の町を歩こうと思い昼食の店を下調べしていたら 、 カレーうどん一押し! のお店を発見。


で 、 訪れてきました。

お店の名前は 「 新地 入船 」


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いい具合のやれ加減で、ある意味歴史感漂う店構えだ 。


入り口にはお店に入る前から既にお腹いっぱいになりそうな程のメニュー攻撃が待っているので要注意。


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ガタつく引き戸を開けてお店に入ると 、 右に鍵字カウンターがあり 、 左手は小上がり席が4卓 。
店内の壁にはこれでもかと言うほどの短冊メニュー。

3組の家族連れが小上がり席を占拠してるのは 、 地元の人気店だということがうかがえる。
カウンターの棚にズラリと並ぶマニアックなあっち系漫画本はご主人の趣味的なラインナップなのでしょうか ?


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何種かあるカレーうどんメニューに迷っていると 、 お水を持ってきてくれたお母さんが 、

 「 うちのお勧めは親子丼とチキンカツ定食です 」



エッ ! ・  ・  ・  ・  (°°;)




   入り口から店内までカレーうどんを押してるのに 、


                      なのに それなのに    お勧めが 、



まさかの親子丼とチキンカツ定食 (;゚ロ゚)


                                      か ?

確かにチキンカツは大好きなのですが 、 この日は既に口と頭がカレーうどん

チキンカツに未練を残しながらも彩り天麩羅カレーうどんを定食でお願い 。
( カレーうどんにはご飯が必須アイテムですからね ! )



               
初  志  貫  徹  !!



+300円で好きなうどんにご飯と酢の物 ・ 豆腐にお漬物が付く定食に変身 。

しばらくの後出された彩り天麩羅カレーうどん定食がこれ 。


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海老 ・ 大葉 ・ 蓮根等の天麩羅がシャブ系カレーうどんに載っています。

( 別に怪しいシャブではありませんので申し添えておきます )

なのでカレーはルーというより  お汁 という言い方がピッタリ 。

なんとも良い香りが食欲増進 !!


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一手繰りするとスパイシーな香りが鼻に抜け 、 舌の上には程良い辛さと旨味が残ります 。

このマイルドさが香辛料に過剰反応する私でも大汗をかかずにすみました 。

背中からの扇風機の風もあったので ・ ・ ・


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おうどんは腰柔らかめで安心の関西風 。
お出汁の味もキッチリ感じる正統派カレーうどん 。

さて最後の仕上げは残ったカレー汁と共にご飯を頂くのが 、

カレーうどんのセオリー     ですよね 。

ゆるゆる汁なのでスープカレーのようにご飯を頂きました 。


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次回はお母さんおすすめのチキンカツを是非頂こう  (^.^)

そう思いながら ・ ・ ・


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これでこの日の幸せ終了です 。


新地 入船

Photo

お店は → 奈良県御所市御国通り1丁目1117-3
電話は → 0745-62-2403
営業は→11:30~14:00 / 17:00~21:00(土・祝)11:30~21:00
お休み → 日曜日
最寄り駅 → JR・近鉄御所駅徒歩約5分
最 寄 I C → 京奈和自動車道 御所IC
駐 車 場  → R24 JR御所駅近くにCP有り
             店舗横に数台?(多分)

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2018年7月 1日 (日)

和歌山立て続け蕎麦店三件目軒開店 日高郡由良町は「 そば処 わくわく」

由良は紀伊水道に面した町で 、 港は陸地に深く入り込んだ入江の奥にある天然の良港であり 、 太平洋戦争時は軍港に使われ 、 今も海上自衛隊の基地がある 。


旭セメントや三井造船所 ( 今はMES-KHI由良ドック(株) ) 等があるなど工業港のイメージを持つ反面 、 醤油発祥の元とも言われる町でもあるのだ 。


醤油発祥の地として知られるのは湯浅町だが 、 鎌倉時代に中国の径山寺でなめ味噌の技法を学んだ高僧が 、 由良興国寺で「 金山寺味噌 」 の製造を始め 、 その上澄み液が醤油の始まりとなった 。


また 、 深く入り込んだ入り江は波穏やかで釣り用の筏があり 、 釣り好きの間では有名で「 釣りバカ日誌 」 の舞台となったほどだ 。


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そして風光明媚で知られる国定公園の白崎海岸を有している町でもある 。


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白い石灰岩がせり出した海岸は 、 ある意味綺麗である意味奇怪だと言えるだろう 。


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岬には道の駅白崎海洋公園があり、マリンレジャーの拠点にもなっている。


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さて前置きが長くなってしまいましたが 、 その由良町に新しいお蕎麦屋さんが開店しました。
昨年蕎麦仲間のT氏からその予兆を知らされ 、 今年初めに 「 どうやら6月か7月にお店を出すみたい 」 との情報で網を張っていたのですが6月26日(H30)にグランドオープン 。

ということで早速行ってまいりました 。
国道42号沿いにある元 庄屋さんの古民家がお店です。
以前から古民家で地元物産などを販売する休憩処として営業していたのですが、今回母屋をお蕎麦や丼などを出す御食事処として開店しました。


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11時半の開店間もない時間に到着するも既に駐車場は一杯。
幸い駐車場がかなり広いので道沿い側に車を止めて入店。


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中庭がありなかなか立派なお屋敷です。


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入り口を入り大きな玄関で靴を脱ぎ客室へ入ると 、 すぐの所に6人掛けの相席用座卓が有り 、 それ以外は低い目の四人掛けテーブル席が6卓 。
一人の私は相席座卓を頂きました 。

シチュエーションはバッチリだ 。



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お品書きを見ると思っていたよりお蕎麦の種類が多く 、 ミニ丼などとのセットメニューやカレーも並んでいます 。

残念ながら一品料理は無いようです ( ^.^)( -.-)( _ _)



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飲み物はソフトドリンクと共にビールや和歌山の地酒もありますが 、

さすがにこの日は ・ ・ ・ ・ ×

天もり蕎麦とお稲荷さんを単品で一個をお願いしました 。

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暫くして出されたのはまずお蕎麦 。

天麩羅は程なくして到着です 。

剥き実挽きぐるみですが僅かに黒ポチが入るがどちらかと言えば江戸蕎麦系 。

一手繰りするとしなやかな柳腰に打たれたお蕎麦は北海道産とのこと 。



                               多分北早生か。



二八くらいの配合なのでしょうか 、 それでも汁無しで比較的美味しく頂けます 。


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汁を一舐めすると味醂と醤油のバランスが取れた味なのですが 、 盛り汁とすると少し深みが欠け弱い感じがしました 。


あくまでも好みの問題ですが ・ ・ ・


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天麩羅は海老が二尾と南京や大葉など 。

揚げすぎないサックリ感と海老の柔らかさが秀逸 。

御坊市塩屋の旨味ある「 塩屋の塩 」で頂きました 。

残念だったのが蕎麦湯を出すタイミングが早すぎ 。

開店間もないので色々慌てることもあるようで 、 あるお客さんは食べ終えた頃 、 あるお客さんは食べ始めた頃 。


これは時間の経過と共に改善される。  多分  そう思う ・ ・ ・


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やはり蕎麦湯は熱々を頂きたい物です 。

ちなみに蕎麦湯は茹で汁だけの白濁サラッと系でした 。

門長屋にある地元産品のお店は可愛らしいオリジナルアクセサリーなども多く売られていました。

御坊市の蕎麦カフェ中川でおられた方が独立されてお蕎麦を打っておられるようで 、 まだまだこれからが成長期なのかもしれません 。

今後が楽しみなお店だろうと思いながら ・ ・ ・

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これでこの日の幸せ終了です 。



そば処わくわく

お店は→和歌山県由良町中
電話は→0738-65-3841
営業は→11:30~15:00(LO14:30)
お休み→木曜日
最寄IC→湯浅御坊道路広川IC車約10分
最寄り駅→JR由良駅約1.2Km

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