いつの間に・・ 和歌山市は布引 手打ちそば処 雅雅
つい最近いつものようにGoogleマップで町歩きしていたときです 。
ん 、
あれ 、
エッ 、 エーッ 、 なにっ !
これってお蕎麦屋さん ?
お蕎麦屋さんですよね ?
しかも手打ち蕎麦のお店 。
しかも柿の葉寿司のお店でもあるようです 。
しかも 、 いや 、 さらに 、 月の内半分だけの営業のようです 。
いっ 、 いつの間にこんなお店出来てたんや !!
すぐに調べてみるとどうやら今年の4月20日に 、 新宮市の熊野本宮大社門前で柿の葉寿司のお店柿乃肴 KAKINOATEを営んでおられるご主人が 、 お蕎麦のお店を出されているみたい 。
お店の名は 「 手打ちそば処 柿の葉寿司 雅雅 」
営業は毎月16日から月末までの半月間らしい 。
これは行かなくちゃと 、 16日を過ぎるのを待って行ってきました 。
お店の少し南側に10台は止めることが出来るであろう駐車場があります 。
この界隈は道幅が狭いところばかりなので運転はくれぐれもお気を付けて 。
この看板から少し西に入ったところにお店はあります 。
11時開店と言うことで11時15分に入店したのですが既に予約のお客様でほぼいっぱい 。
お店の方が申し訳なさそうに 「 狭いですけどここしか空いていなくて 」 。
と 、 玄関を上がった次の間というか 、 お座敷に行く通路的場所にある2人掛けのテーブルに席を頂きました 。
お品書きにあるすっぴんそばはもりそばで 、 妻大根そばはすずしろそばのことなのでしょうね 。
ということでまずはすっぴんそば 、 あとで三つ葉そばを少ないめでお願いすることにしたのですが 、 どうも少なめは出来ないとのこと 。
お蕎麦は少なめでもお代は少なめでなくていいのですが 、 そんな問題じゃないようです (^_^)
それに小鉢二品と柿の葉寿司を鯖と鮭一つずつ . 。 o ○
これって食べ過ぎ ?
まず運ばれてきた小鉢 。
あれ 、 こんなにたくさん ?
ではなくて 、 この中から2品をチョイスするのです 。
ですよね 。 メニューにはちゃんと2品と書いてますし (^0^;)
でも2品300円なので全部食べても900円 !
お酒を飲むなら6品で2合いけそうです (;^^)ヘ..
どれも美味しそうで一かご全部頂きたいくらいですが 、 トマトとだし巻きを頂くことに 。
だし巻きはプレーンな味わいでキュウリは出汁に浸けたピリ辛仕立て 。
トマトも出汁の旨味に重なる爽やかな酸味が夏に丁度いい感じ 。
そしてお蕎麦はまずすっぴんそば登場 。
オーッ 、 これはかなりの細打ちでしかも結構綺麗な打ち上がり 。
蕎麦粉は蕎麦殻を取り除いた甘皮挽きぐるみでしょうか ?
まずは何も浸けずにそのまま一手繰り 。
しなやかで程よいコシを感じる歯ごたえ 。
噛みしめるとフンワリとそばの風味が浮き上がってくる比較的密やかに香る軽い味わい 。
特筆は甘さと辛さのバランスが絶妙な盛り汁 。
醤油と味醂が喧嘩することなく 、 出汁とも仲良く混ざり合っている感じ 。
これはかなりの私好みです 。
そしてお店の方が勧めてくれた極上七味 。
「 お蕎麦に直接かけてください 」 ということなので試してみました 。
東京の下町などではこうした食べ方もあるのですが私は初めて 。
原了郭の黒七味に近い色合いですが 、 少し辛味が強いようです 。
でも辛いだけの七味ではなく旨味のある美味しい七味 。
何と言っても極上七味ですから (^0^)
剥き実のアッサリしたお蕎麦にはいいかもしれませんね 。
さて 、 三つ葉そばを待つ間にこの店のもう一つの顔 、 柿の葉寿司を頂いてみることに 。
紀の川・吉野川沿線で江戸時代から作られる柿の葉寿司ですが 、 新宮市にそんなお店があったなんて少し意外でした 。
味は少し濃いめで下市のおけ常で出す柿の葉寿司に近い感じ 。
チョット小振りなサイズはお蕎麦メインのお店には良いですね 。
さあいよいよ出された三つ葉そば 。
浸け汁は温かく三つ葉と共に豚肉が入ります 。
鴨せいろなら鴨汁なのでこれは
豚汁 ? ( ̄∇ ̄)
失礼
この豚汁 あっ いや 、三つ葉汁がこれまた美味しい !!
鴨とはまた違ったコクがあり 、 醤油辛くなくアッサリとして 、 それでいて旨味が有りそのままでも飲めそうなお味なのです 。
これはとてもお蕎麦にマッチする味わい 。
蕎麦湯はなんとも素敵な湯桶( 薬缶 )に入れられて出されます 。
上野藪そばの湯桶に勝るとも劣らずの鄙びた味わい 。
時間帯が早かったせいもあり蕎麦湯は透明感有るサラサラ系 。
美味しい盛り汁を蕎麦湯で割ると当然美味しい蕎麦湯割になります 。
三つ葉汁も同様にとっても美味しく頂けました 。
これだけでも大満足で〆とするのですが 、 せっかくですのでデザートセットも頂いてしまいました 。
この日はチーズケーキと桃のコンポートから桃をチョイス 。
桃は瓶詰めのシロップ漬けとのことで 、 アイスクリームとのコンビネーションが蒸し暑いこの日に最適 。
小鉢からデザートまでかなり満足のいく物 。
半月営業がもったいないですね 。
席を頂いた場所は薄暗かったのですが 、 その一角を照らすレトロな照明がとても雰囲気のあるものでした 。
これでこの日の幸せ終了です 。
手打ちそば処 柿の葉寿司 雅雅(まさまさ)
お店は→和歌山市布引405-2
電話は→090-2358-0115
営業は→柿の葉寿司 9:00~
お蕎麦 11:00~ (売り切れ次第終了)
お休み→毎月1日~15日
駐車場→約10台
最寄駅→JR紀三井寺駅 約2.1km(徒歩約25分)
最寄バス停→和歌山バス紀三井寺約1.5km(徒歩約20分)
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