ご無沙汰 我流庵 で牡丹蕎麦 三重県伊賀市
ここ数年色々な制約が課せられてあまり遠くのお蕎麦屋さんに訪れることが出来ず 、 ここ我流庵かかかびも前回以降大変ご無沙汰してしまっていました 。
なので水曜日が休みになったことをすっかり忘れていて 、 9月に訪れたときはご主人と少しお話をしただけだったのですが 、 この日ようやくお気に入りのお蕎麦を頂いてきました 。
11時半の開店に合わせて一番乗り 。
まずはご無沙汰のご挨拶 。
すると以前ご主人に私が話した牡丹蕎麦を仕入れることが出来たとのことで 、 お蕎麦を頂く 楽しみが倍増 します 。
話も早々に客室に上がらせて頂きました 。
メニューにはこの日から季節限定新顔の茸餡かけ蕎麦が登場しています 。
ウーン 、 餡かけ好きの私としては是非とも食べておきたい一品なのですが 、 北海道産の牡丹も食べたいので 、 今回は未練たらたらで
パス することに 。
ということで更科・二八・十割が順番に出るお蕎麦3種と 、 だし巻きやミニ蕎麦掻きなどが入るおかず盛り合わせをお願いしました 。
まずはおかず盛り合わせ 。
ニシンと鴨をチョイス出来るのでもちろん鴨を選択 。
これを肴にお酒を頂きながらお蕎麦を待つのが蕎麦屋の理想なのですが 、 さすがにそうも行かずお酒ではなくお茶けです ( ^o^)
初めに出されたお蕎麦は二八蕎麦 。
艶やかな蕎麦肌で角も立っていて綺麗に打たれています 。
当然何も付けずにそのままで !
口に入れた瞬間というのではありませんが 、 一噛み二噛みすると二八蕎麦の風味が広がって美味しい 。
僅かながら繋ぎの味も一体となってフンと香るので二八は二八の魅力があるのです 。
次ぎに出されるのは更科 。
この日は柚子切りでした 。
色白で透け感がありとても綺麗に打たれた更科はかなりの美人蕎麦 。
そういえば初めて我流庵を訪れたときお蕎麦の話に花が咲き 、 更科蕎麦の打ち方などについて色々お伺いしたのを思い出します 。
普段更科を食べない私でもこの姿を見ると思わず一手繰りしたくなるのが人情 。
一噛み二噛みするとカチリとしたコシをもつ更科蕎麦から仄かな甘味が舌に 、 そしてその甘味を追いかけるように柚子の爽やかさが奥ゆかしく広がります 。
そして最後の十割 。
剥き実挽きぐるみのどちらかと言えば田舎系 。
若干粗挽きもブレンドされているようで 、 黒ポチも散らばりいい感じの打ち上がりなのです 。
一手繰りしてみると奥ゆかしさの中に牡丹の片鱗を感じます 。
そのまま噛み進むとまるで牡丹蕎麦のカプセルが弾けたよう 。
キタワセやレラノカオリなどよりはっきりとした味と香りが現れ 、 なお噛み進めば一層それが強くなりました 。
牡丹蕎麦はキタワセなどよりも古くから作られ味や香りも強いと言われますが 、 その栽培は難しいため収穫高はかなり少なく幻の蕎麦と言われています 。
貴重なお蕎麦を頂きとても満足して蕎麦湯を待っていると 、 何とご主人のご厚意でこの日から始まった茸餡かけ蕎麦小を出してくれたのです 。
感 謝 !
様々な茸と鴨が餡でとじられていて 、 トロみ有るお出汁がとっても美味しい 。
もちろん鴨肉も柔らかくていい感じです 。
お蕎麦を手繰るとお出汁がよく絡んで旨味が口に押しよせる 。
寒い冬には身も心も温かくしてくれそうな逸品でした . 。o0
とても久し振りの訪問だったのでもっとご主人とお話がしたかったのですが 、 ぼちぼちお客様も入り出してきたので後ろ髪を引かれる思いでお暇いたしました 。
これでこの日の幸せ終了です 。
我流庵かかかび
お店は→三重県伊賀市甲野1629
電話は→0595-51-4307
営業は→11:30~14:30
お休み→月・火・水・第4日曜
最寄IC→名阪国道中瀬IC 約10分
駐車場→5~6台
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