カテゴリー「お蕎麦の三重」の記事

2022年8月28日 (日)

名張に新しいお蕎麦屋が出来ていた よしの

名張市には以前から 「 そば けいた 」 という手打蕎麦のお店があるのですが 、 昨年名張市立病院の南に2021年3月28日新たなお店が出来ました 。


           「 手打蕎麦 よしの 」 。


こぢんまりとした店内は4~5卓程度 。

ホテル内の蕎麦店でシェフをされていたご主人が 、 転身お一人で営業されている模様 。



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蕎麦粉は長野県の開田高原産で 、 木曽界隈同様田舎系で打たれているようです 。


この日お願いしたのは4品盛りでデザートまでのセットを頂きました 。



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丁度2時近くという時間でもあり 、 お客さんもなくT氏と二人だけ 。

天麩羅と蕎麦が出されました 。



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海老や茸なども揚げられ抹茶塩で頂きます 。

ざるハーフはかなりの黒ポチで色合いも丁度良い感じ 。
ただ少し水切りが多いのか風味自信に欠ける気がするのは気のせいだろうか 。



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鴨南そばハーフは小さめの丼というか大きめの蕎麦猪口というのか程よい量が入っています 。



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薄いながらも鴨肉が三切れ



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ざる蕎麦は少し置いておき鴨南を先に頂きました 。



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蕎麦湯には蕎麦粉がかなり溶き込まれていて どろりドロドロ
もうこれだけでお蕎麦自身を楽しめることが出来ました 。



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最後のデザートは蕎麦米アイス蕎麦粉のシフォンケーキ 、 そしてラズベリームース



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十分堪能出来てお店を後にしたのでした 。

これでこの日の幸せ終了です 。

 


手打蕎麦 よしの

お店は→名張市百合が丘西2番町61番地
電話は→0595-41-1640
営業は→11:00~16:00※無くなり次第終了
お休み→水曜日
駐車場→店舗裏側に5台
最寄駅→近鉄名張駅約2.2km

 

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2022年7月 3日 (日)

美杉町の古民家で まねきそば

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紀の川市の平池公園では蓮が咲き始めていた 。


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これが大賀蓮なのかベトナム蓮なのかはよくわからないのですが ・ ・ ・


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さて三重県津市の山奥にお蕎麦屋さんがある 。

まねきそば

津市美杉町上多気にある川沿いのお店だ 。

前回2度目の訪問



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お茶は韃靼蕎麦茶を出してくれる 。


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蕎麦茶が沈むと飲み頃となります 。


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本日のお蕎麦は田舎 。


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さて店内に置いてある木工はたくさんあり 、 面白いのが輪切りのスピーカー


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柔らかで且つクリアーな音質が聞こえる 。


以外にもまたまた色んなものが置かれていました 。


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そしてお蕎麦登場 。


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色黒で粗挽きのザックリ感あるお蕎麦


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何とも素朴で力強さがある 。


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お蕎麦の美味しさがそのまま伝わってきます 。

盛り汁ほぼ無し 。
て言うか 、 蕎麦湯用 (^0^;)


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他のお客さんにも汁無しでお勧めしていました 。
(^.^)


これでこの日の幸せ終了です 。

 

まねきそば

お店は→三重県津市美杉町上多気362-1
電話は→080-3818-6323
    090-8825-6166
営業は→11:00~15:00(無くなり次第終了)
お休み→水・木曜日
最寄駅→JR伊勢奥津駅 約5km
最寄IC→勢和多気IC 約40分

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2022年1月 9日 (日)

ご無沙汰 我流庵 で牡丹蕎麦 三重県伊賀市

ここ数年色々な制約が課せられてあまり遠くのお蕎麦屋さんに訪れることが出来ず 、 ここ我流庵かかかびも前回以降大変ご無沙汰してしまっていました 。
なので水曜日が休みになったことをすっかり忘れていて 、 9月に訪れたときはご主人と少しお話をしただけだったのですが 、 この日ようやくお気に入りのお蕎麦を頂いてきました 。


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11時半の開店に合わせて一番乗り 。
まずはご無沙汰のご挨拶 。
すると以前ご主人に私が話した牡丹蕎麦を仕入れることが出来たとのことで 、 お蕎麦を頂く 楽しみが倍増 します 。

話も早々に客室に上がらせて頂きました 。


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メニューにはこの日から季節限定新顔の茸餡かけ蕎麦が登場しています 。

ウーン 、 餡かけ好きの私としては是非とも食べておきたい一品なのですが 、 北海道産の牡丹も食べたいので 、 今回は未練たらたらで


      パス  することに 。


ということで更科・二八・十割が順番に出るお蕎麦3種と 、 だし巻きやミニ蕎麦掻きなどが入るおかず盛り合わせをお願いしました 。

まずはおかず盛り合わせ 。


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ニシンと鴨をチョイス出来るのでもちろん鴨を選択 。

これを肴にお酒を頂きながらお蕎麦を待つのが蕎麦屋の理想なのですが 、 さすがにそうも行かずお酒ではなくお茶けです ( ^o^)


初めに出されたお蕎麦は二八蕎麦 。


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艶やかな蕎麦肌で角も立っていて綺麗に打たれています 。

当然何も付けずにそのままで !

 

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口に入れた瞬間というのではありませんが 、 一噛み二噛みすると二八蕎麦の風味が広がって美味しい 。
僅かながら繋ぎの味も一体となってフンと香るので二八は二八の魅力があるのです 。


次ぎに出されるのは更科 。
この日は柚子切りでした 。


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色白で透け感がありとても綺麗に打たれた更科はかなりの美人蕎麦 。


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そういえば初めて我流庵を訪れたときお蕎麦の話に花が咲き 、 更科蕎麦の打ち方などについて色々お伺いしたのを思い出します 。


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普段更科を食べない私でもこの姿を見ると思わず一手繰りしたくなるのが人情 。

一噛み二噛みするとカチリとしたコシをもつ更科蕎麦から仄かな甘味が舌に 、 そしてその甘味を追いかけるように柚子の爽やかさが奥ゆかしく広がります 。

そして最後の十割 。

剥き実挽きぐるみのどちらかと言えば田舎系 。


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若干粗挽きもブレンドされているようで 、 黒ポチも散らばりいい感じの打ち上がりなのです 。

一手繰りしてみると奥ゆかしさの中に牡丹の片鱗を感じます 。

そのまま噛み進むとまるで牡丹蕎麦のカプセルが弾けたよう 。
キタワセやレラノカオリなどよりはっきりとした味と香りが現れ 、 なお噛み進めば一層それが強くなりました 。


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牡丹蕎麦はキタワセなどよりも古くから作られ味や香りも強いと言われますが 、 その栽培は難しいため収穫高はかなり少なく幻の蕎麦と言われています 。

貴重なお蕎麦を頂きとても満足して蕎麦湯を待っていると 、 何とご主人のご厚意でこの日から始まった茸餡かけ蕎麦小を出してくれたのです 。

 

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                     感 謝 !

様々な茸と鴨が餡でとじられていて 、 トロみ有るお出汁がとっても美味しい

 

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もちろん鴨肉も柔らかくていい感じです 。


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お蕎麦を手繰るとお出汁がよく絡んで旨味が口に押しよせる 。



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寒い冬には身も心も温かくしてくれそうな逸品でした . 。o0


とても久し振りの訪問だったのでもっとご主人とお話がしたかったのですが 、 ぼちぼちお客様も入り出してきたので後ろ髪を引かれる思いでお暇いたしました 。


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これでこの日の幸せ終了です 。


我流庵かかかび

お店は→三重県伊賀市甲野1629
電話は→0595-51-4307
営業は→11:30~14:30
お休み→月・火・水・第4日曜
最寄IC→名阪国道中瀬IC 約10分
駐車場→5~6台

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2021年11月14日 (日)

味わい有る挽きぐるみ 三重県津市は美杉 まねきそば

一口にお蕎麦といっても色々な種類があるのですが 、 色黒のお蕎麦と色白のお蕎麦 、 その中間的な色のお蕎麦の三種類が基本 。

色黒は外皮(鬼皮)を挽き込んだ田舎と呼ばれる玄蕎麦挽きぐるみ 。

色白は外皮と種皮(甘皮)まで取り除き実の中心部だけで作る更科と呼ばれる丸抜き 。

そしてこれらを色々な割合でブレンドして作る褐色の剥き実挽きぐるみですが 、 これらとは別に更科粉にお茶や芥子の実 、 くちなしなど様々な季節物を打ち込んだ変わり蕎麦というのもあるのです 。


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さて自然豊かな山間の町三重県津市美杉町に一軒の手打ち蕎麦のお店があります 。



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「 まねきそば 」

玄蕎麦挽きぐるみにこだわるご主人が営む十割蕎麦のお店 。



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古民家を改装した店内にはアンティーク雑貨や猫雑貨が飾られています 。


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窓際のカウンターやテーブルなど結構手作り感満載 。


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席を頂いた卓上には猫がたくさんいます (^0^)

大きな猫の見返りが可愛い (;^^)ヘ..


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この日予約せずの訪問 。
奥様が「予約してくれていたら小鉢などのおかずが用意出来るのですよ」とのことです 。


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メニューにあるお蕎麦は5種 、 内要予約は1種と常時無いものが2種 。

お蕎麦は基本玄蕎麦挽きぐるみのようで 、 注文せずとも供されます 。
湯がく前のお蕎麦を見せてくれたのですが写真忘れました ・ ・ ・


まず韃靼そば茶が出されます 。


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暫くしてお蕎麦が登場 。


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お蕎麦は素朴で野趣あふれる粗挽きで 、 見るからに噛み蕎麦を楽しめそうな田舎蕎麦 。


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粗挽きの十割はツルツルとたぐり上げるのではなく 、 どちらかといえば摘まみ上げて噛みしめるタイプ 。


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噛みしめると田舎の風味が口の中に広がります 。
噛み進むとナッツの味が湧き上がるなかなか素敵なお蕎麦なのです 。



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ところで箸置きの猫の表情 、 私も思わずにんまりとしてしまいました 。


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お蕎麦を頂いていると奥様がサラダを出してくれました (#^.^#)


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レタスやトマトにオニオン ・ パプリカが入るサラダはシャキシャキとした食感で 、 胡麻ドレで美味しく頂きました 。


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蕎麦湯を頂きながら食後ご主人とお蕎麦の話をしていたとき 「 裏手のツリーハウスでコーヒーを出せるのでどうですか 」 とのことで喜んで頂きますと裏手に 。


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思ったより大きいハウスはやはり手作り感満載 。


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コーヒーはミルで挽かせてくれます 。


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コーヒーカップもたくさんある中から選ぶことが出来るので青みがかった物をチョイスしました 。


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ご主人はお客さんが来たのでコーヒーを出し 「 ゆっくりどうぞ 」 と言ってお店に 。


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私はコーヒーを飲みながらゆっくりと過ごさせて頂きました 。

今度は是非予約を入れてお伺いしようと思いながらお店を後にしました 。


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これでこの日の幸せ終了です 。



まねきそば

お店は→三重県津市美杉町上多気362-1
電話は→080-3818-6323
    090-8825-6166
営業は→11:00~15:00(無くなり次第終了)
お休み→水・木曜日
最寄駅→JR伊勢奥津駅 約5km
最寄IC→勢和多気IC 約40分

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2021年8月 2日 (月)

伊賀にこんなお店が出来ていた 江戸流蕎麦 一恵

ある水曜日 、 随分と久し振りの伊賀訪問 。

目的はもちろん 我流庵かかかび お蕎麦を頂くためです 。

ところがお店はお休み ( ̄0 ̄)

アッ 、 そういえば以前ご主人が体調を崩したときに水曜日もお休みにしたのだった 。

で 、 最近Googleで旅していて見つけたこちらのお店に急行 !

西名阪自動車道壬生野ICから北へ約5kmの場所 、 県道49号線から少しだけ脇道に入った所にお店はあります 。

お店の名前は 「 江戸流蕎麦 一恵 」 。

かなり年季の入った家に少しだけ手を加えた感じのお店 (°0°)

玄関を入った右手が厨房で左手がこぢんまりとした客室で 、 他に和室(座卓席)もあるようです 。
窓際に作り付けられた手作り感満載のカウンターに席を頂きました 。


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メニューは
お昼のコース仕立てだけが二人以上二日前まで要予約 。
夜は予約だけで3500円のコース料理 。


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あとのセット物や単品は当日OKとのことです 。


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お酒も日本酒・蕎麦焼酎・ビールが各1ッ種類ですがちゃんと用意されています 。

初オーダーは天ぷらや小鉢 、 それにデザートプレートが付くお店イチオシの一恵蕎麦御膳をお願いしました 。
お蕎麦屋さんでデザートプレートとはお洒落ではありませんか 。


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一恵のお蕎麦の特徴は在来種に拘り 、 店内で挽いて外五分で手打ちする 。
なのでほぼほぼ十割だ 。

注文時に山里風( 黒 )江戸風( 白 ) を選択するのですが 、 この日の黒は会津在来 、 白が永源寺在来とのことです 。

蕎麦仲間のT氏は黒、私は白を選びシェアすることに 。
思っていたよりも早く注文の品が配されました 。



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お蕎麦は黒が玄蕎麦挽きぐるみ 、 白が剥き実挽きぐるみで 、 白黒どちらも粗目に挽かれていて、細切できれいな打ち上がり 。
透明感有る一筋一筋には、赤白黄色のポッチリが浮かび上がり 、 見るからに美味しそうで  幸せなビュー !


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早速そのまま一手繰り
これはガツンと来るでしょう !!


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ところがそんな見た目の印象に対し意外にも味や香りは穏やか 。
それでも咬み進めばフンワリと広がる風味を感じます 。

在来種って余り食べる機会がなくて 、 これが本来の味なのか、それともこの季節、やはりお蕎麦にはつらい時期なのでしょうね 。

コシはカッチリと打たれているので歯ごたえも楽しめるシュッとしたベッピン蕎麦でした 。



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盛り汁もよく出来ていて私好み 。
関西の持ち味を最大限に活かしながら江戸テイストを含ませています 。
ただ後味がスッキリ過ぎて 、 つけツユどっぷり派にはちょっと物足りないかもしれませんね 。

師匠は上野藪そば出身で京都有喜屋の社長とのことで 、 1.2mmで伸して1.1mmで切る江戸蕎麦と言う事に拘りを持っているようです 。

おかずは蕎麦豆腐 、 天ぷら 、 ニシン 、 玉子焼き 。


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本来ならお酒を一合頂きたいところだ (;^^)ヘ..


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この段階で蕎麦湯が供されます 。


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蕎麦湯は薄濁りのサラッと系で 、 ごはんとお漬物と共に頂きました 。


特筆は蕎麦粉を使ったデザートプレート


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まず1群から一品を 、 そしてもう1群から二品目をチョイス 。


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T氏は一品目に揚げカスタード餅 、 二品目は蕎麦プリン 、 私は蕎麦ジェラートと 、 二品目を本日のケーキにしたので写真の中から再度選択し蕎麦粉のレモンケーキをチョイス 。


これがT氏のプレート 。


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そして私のプレート 。


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お茶お水のおかわりはセルフで 、 コーヒー紅茶は食事をすれば200円 。


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二人共ホットコーヒーを頂き 、 いざデザートへ !


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デザートはどれも適度な甘さで 、 カラメルソース?を纏ったジェラートも蕎麦の実の香ばしさを伴い 、 ケーキも爽やかな香りでとても美味しかった 。


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ええ感じやったね、そう話しながらお店を後にしました 。

        男2人で ・ ・ ・ (x_x) 

 

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これでこの日の幸せ終了です。 (^0^)


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PS
敢て苦言を呈すなら 、 、 、 雨の日のアプローチ! (^0^)




江戸流蕎麦 一恵

お店は→三重県伊賀市馬場1073-1
電話は→0595-51-6301
営業は→11:30~15:00(LO14:30) 18:00~20:30(コース予約のみ営業)
お休み→木曜日・日曜日
駐車場→5~6台
最寄IC→西名阪国道 壬生野IC約5分
最寄駅→JR佐那具 約3.2km

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2017年12月31日 (日)

寒い日には鴨塩蕎麦 三重県伊賀市は「我流庵かかかび」


今年最後の最後、大晦日の記事となります。


随分久しぶりの訪問となってしまいました 「 我流庵かかかび 」 は、長閑な田園風景が広がる小さな集落にあるお店。


近くには牛が何頭か放牧されていて、  のどか   う~~ん   いなか!



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今年8月末の日曜日に訪れたのですが ・ ・ ・

迂闊だった! 本当に迂闊だった! 全く学習能力の無い迂闊さ!


最終日曜日がお休みだったことを失念していた!
いや 、 失念と言うより認識していませんでした    ( ^.^)( -.-)( _ _)
と言うことで年の瀬近いこの日にリトライ。
まず奥様とご主人にご無沙汰のご挨拶をしてお席を頂きました。
冬場のお勧めは何と言っても 「 鴨塩蕎麦 」 


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透明感ある汁が出汁の旨味と共にお塩でバッチリとまとめられています。



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サクッと焼かれた鴨は柔らかく 、 僅かに散らばるスパイシーさが塩蕎麦の魅力を引き立てている


 気がする。



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この日初めてかやくご飯をトッピングしました。



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牛蒡や人参などと柔らかめに炊かれたご飯に出汁の味が優しく広がる。
ここで燐卓の人が食べる更科が気になり 、 私も少なめでお願いすることに。



 食べ過ぎか                食べ過ぎか      食べ過ぎやね  きっと ・ ・ ・



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少し透け感あるお蕎麦は胚乳や子葉だけを使う更科粉で打つため繋がりにくく、各お店ではそれぞれ工夫をされている。
一手繰りするとキッチリと角が立ったコシをもつ食感。
お蕎麦の風味は少ないが、仄かな甘みを感じる。


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味そのものが少ないため 変わり蕎麦 として柚子クチナシ 胡麻紫蘇 芥子など様々な物を打ち込み、季節を楽しむ風流蕎麦として人気がある。

蕎麦くさいのが好きな私は食べることが少なく、麻布十番の総本家更科堀井でクチナシ切りを頂いて以来の更科蕎麦でした。



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これでこの日の幸せ終了です。


PS
「 今日は慌ただしくゆっくりお話も出来なくて 」 そう言いながら山形の赤ワイン「月山山麓 赤辛口 2017」をお土産にもたせてくれました。

渋みが少ない辛口とのことで 、 早速帰ってから頂くととても美味しい !!
酸味と渋みのバランスが良く、ライトな口当たりはフレッシュさを感じます。
ありがとうございました。(ホットワインにしても良かったですよ)




我流庵かかかび

お店は→三重県伊賀市甲野1629
電話は→0595-51-4307
営業は→11:30~14:30(無くなり次第)
お休み→月・火・第4日曜
駐車場→有り(5~6台)

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2017年1月14日 (土)

我流庵かかかびで十割と塩鴨蕎麦+α 三重県伊賀市

お蕎麦の超有名店がある伊賀市、でも私は我流庵かかかびのお蕎麦が肌に合い、

いえ、口に合い、 開店間もない頃から通い始めた。

初めて訪れた時迷いました  が、今は結構手前から案内が出ていて迷うことは無いと思います。
倉庫前の駐車場に車を止めお店へ。


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途中の池には大きな鯉が悠々と泳いでいます。


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農家作りで曲り家と納屋に囲まれた中庭の右手、縁側がある建物がお店。


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先ず入り口に立てられたメニューでざっくりとチェック。


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午後一時過ぎ、いつも着物に割烹着姿の奥様。ご無沙汰の挨拶を告げ、気候の話などをして奥の席に着きました。


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先客は6人一組のお客さんがお蕎麦を楽しんでおられます。
お蕎麦は十割ざると鴨塩蕎麦をお願いして、読みかけの本に目を落としました。


しばしの後


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地元大山田の信濃一号を入れたので、それに他の蕎麦をブレンドして。



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色黒ポチの入る見るからに生粋田舎者。(えっ、私?)




私??




一手繰り噛み進むと田舎の風味が素敵な汁無しOK蕎麦。
添えられる海苔はお蕎麦の端切れを巻いて食べて下さい。

でも端切れ少ないのでいつもどおり山葵を巻いて蕎麦汁で。

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滋賀県高島の日爪がお気に入りのご主人的には少し物足りないそうですが、田舎の風味は十分感じられます。



次いで鴨塩蕎麦が出されました。

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鴨蕎麦は合鴨肉を蕎麦汁で煮込んだ物、そして鴨塩蕎麦は鴨肉を塩こしょうで焼いた物をのせた物。


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柚子皮がさわやかさを添えるお蕎麦には刻み青ネギに白ネギと厚切り鴨肉が四切れ載り、サブメインの鴨も柔らかい。

蕎麦湯を楽しんでいると・・・
粗挽きおろし蕎麦半盛りが出されました??

「チョット食べてみて下さい」とご主人。

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結構綺麗に打たれていて、お蕎麦だけを一手繰りするとほんのりとお蕎麦の穀物感を感じます。


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粗挽きを始めた頃は繋ぐのが難しいと言っていたご主人、かなり完成形となっています。
色々と自分なりに悪戦苦闘したらしい。


私は蕎麦を挽かないし打たないし。(食べるだけの人です)


でもこちらのご主人と話をすると・・・
打てるかも。   打てるか?   打ってみるか?
あっいえ、私は蕎麦を打ちません。   断固の意思


ご主人とお話をしていると、知らず知らず蕎麦打ちの知識を得ているのかもしれません。



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手打ちのお蕎麦屋さんがあちらこちらに増えて20年程経ちますが、御店主がそれなりの年齢になり、ぼちぼち閉店するお店も出ているようです。


ご主人にお蕎麦のように細く長く、無理することなくお蕎麦を打って下さいとお願いしてお店を辞しました。


我流庵かかかび


お店は→三重県伊賀市甲野1629
電話は→0595-51-4307
営業は→11:30~14:30
お休み→月・火・第4日曜
最寄IC→名阪国道中瀬IC 約10分
駐車場→5~6台

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2016年11月13日 (日)

とっても綺麗蕎麦 三重県津市は「御そば 嘉玄」

♪伊勢はっ 津でも~つぅ~ 津は~伊勢~でぇ~も~つ~ 尾張名古屋は城でもつぅ 城は主の~ぅ 顔でぇ~も~つぅ♪ 失礼・・・(-.-;)

と、歌われる三重の県庁所在地
津市
お店は津駅の一駅南隣、阿漕(あこぎ)駅に程近い場所にある。

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午後一時過ぎなのに店頭駐車場は満タン。 しかもタクシーで乗り付ける老夫婦も入店。
「御そば 嘉玄」は地元に愛されるかなり人気店のようだ。

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カウンターに席を頂きメニューに目を落とすと・・・やっぱり鴨汁蕎麦か!

注文待ちのお客様が何組かおられたので、配膳されるまで少し時間がかかりましたが、読みかけの本に目を落としているとそう苦にならない程度。

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出されたお蕎麦はかなり整然とした細切りで、「何て綺麗なお蕎麦なんだ!!」思わずそう叫んだ


  (心の中で)


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見るからにしなやかなコシに打ち上げられていて、一見乾麺か? そう思う程の仕上がり。

箸を入れるとスルッと持ち上がり、一手繰り口にするとフワッと蕎麦の香が鼻孔に抜け味が舌に広がり、わずかに黒ポチも入る風味十分なお蕎麦。

思わず汁無し完食しそうになるところでした。

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辛うじて残したお蕎麦を鴨汁で楽しむと、鴨肉や油の旨味がズンと感じるもの。なのにそうクドくない美味しさ。

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お肉はポッテリ厚切りでは無いけれど、柔らかくて程良い仕上がり。
結構好みの鴨汁蕎麦です。

オートメ乾麺か? (まだ言いますか)
結構完成度の高いお蕎麦をいただいて・・・

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わずかにとろみがかった蕎麦湯で頂く鴨汁。美味しいです。

このお店の人気の要因が解ったような気がしました。
これでこの日の幸せ終了です。



嘉玄

お店は→三重県津市大倉10-4
電話は→059-253-7341
営業は→11:30~14:00 17:30~20:15
お休み→火曜日・第1月曜日
駐車場→店舗に8台位
最寄り駅→JR阿漕駅すぐ

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2016年7月27日 (水)

いつ来ても安心蕎麦2 三重県伊賀市は「我流庵かかかび」

我流庵のざる蕎麦には二枚の海苔が添えられている。
これは食べ終えたざるに残った端切れを、海苔に載せて食べるためだ。
初めて訪れたとき奥様にそう言われたのを今でも思い出す。

ただ我流庵のざるにはほぼ端切れが残らないので、いつも山葵海苔として蕎麦湯の共として頂くのです。

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自宅を改装したお店は昔の農家造りで結構立派なもの。

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侘寂を感じる中庭を通り店内へ伺う。
入口にはメニューが立てかけられていて、定休日変更の案内がされていた。

この日到着すると満席で空き待ちに縁側で本を読むことに。
暫し後、席が出来たとのことでご主人に挨拶をしてお店に入りました。

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これからのシーズンは色々な具材が載せられた「冷やかけ」がお勧めだ。
丼には冷たい汁が張られ、出汁巻きや鴨ロース煮、蒲鉾などが載せられている具だくさん冷やかけ蕎麦に仕上がっている。
フンワリとふくよかなお出汁を感じる冷たい汁を頂くと、スーッと暑さから解放されていきます。

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しかしこの日私が頼んだのはあえて「鴨つけ蕎麦」!
鴨好きの私にはこれを頼まずしてなんとしよう。

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当然お蕎麦は味をキッチリと感じるもので、汁無しそのままで戴けます。
が、鴨汁とならお蕎麦を汁に漬けずしてどうするのだ。
いつもながら半分は汁無しで、そして残りを鴨汁にドップリ浸して頂きます。

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う~っ! 思わずそう唸ってしまうような程良いコクがとても良いのだ。

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いい具合に煮込まれた柔らかい鴨肉も美味しい

この鴨汁を好みの量だけ蕎麦猪口に移し替え蕎麦湯を注ぎ入れる。
蕎麦湯の温度で倍増される鴨汁の旨味がたまらない!!

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ご無沙汰だったのでご主人と積もる話もあったのですが、忙しい最中故帰り際に二言三言話を交わしてお店を後にしました。

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これでこの日の幸せ終了です。



我流庵かかかび

お店は→三重県伊賀市甲野1629
電話は→0595-51-4307
営業は→11:30~14:30(予約ベター)
お休み→月・火・水曜・最終日曜
駐車場→5~6台

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2016年4月17日 (日)

面白いお店です これぞ秘境蕎麦「蕎楽 悠庵」 三重県松阪市

熊本地震・・・震源が浅い直下型地震は「阪神淡路」同様の地震力だそうです。
被害が甚大な中、未だ余震が続いているようで、南海・東海・東南海に恐れおののく私達にとって他人事とは思えません。

さて、まだ梅の花が残る頃に訪れたお店は、これぞ秘境蕎麦「蕎楽 悠庵」。あっ、これぞ秘境蕎麦はお店の名前には付いていませんです (^_^)
伊勢自動車道 松阪ICを出て山間に車を進めると徐々に募る不安感、「ほっ、本当にこの道でいいのか?」、 そう思い始めた頃ようやく現れた伊勢山上飯福田寺の山門に涙しながら車を止めました。

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杣家風のお店には打ち場と思われる部屋の上に色あせた看板が掛かる。

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何とも鄙びたと言うか、枯れたと言うか・・・ (^▽^)

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席を頂いてメニューを開くと「生粉打ち」と「田舎」の文字が目に止まり、生粉打ちで鴨汁蕎麦をお願いし、出汁巻き玉子もそれに合わせました。

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しばし読みかけの本に目を通していると、「お待ちの間のサービスです、食べてください」と出して頂いたのは蕎麦雑炊。

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これが結構しっかり濃いめの味付けで、私・・これでビール一本いける。。。

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次いでの出汁巻きはホンノリと甘味が漂い、雑炊とは対照的な薄味仕上げ。

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大根おろしに醤油をかけ玉子に載せていただくと優しい味わいにホッとする。
そして出汁巻きにそう遅れること無く生粉打ちの鴨汁蕎麦が出されました。

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細切り生粉打ちを一手繰りすると、短めの打上がりで結構アッサリの味わい。
鴨汁も意外とフンワリな優しい味付けで悪くありません。

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ここでふと品書きに挟まれた紙に見つけた「冬季限定牡蛎おろし蕎麦」の文字。
そう言えば今年まだ牡蛎蕎麦を食べてなかった。で牡蛎おろし蕎麦追加!

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牡蛎天が入れられますが衣が黄色い!・・これはかなり個性的なビジュアル。
白い粉のような物は大根おろしと思われます。

お蕎麦は田舎のようで比較的美味しい物ですが、かけ汁は蕎麦雑炊同様かなりしっかりとした味付けで辛さが際立っていました。

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ご主人は名古屋の沙羅餐(サラザン)で初期の生徒さんだったそうです。(どおりで細切りだったのですね)

しばしお蕎麦の話を伺いお店を出ると、入れ替わりでご近所らしい親子連れのお客さんが楽しそうに入られていきました。

次回は是非田舎をざるで頂きましょう (^・^)

(きっとそれが良い!)

しかし喉渇くわ (-.-;)

南阿蘇の久木野庵や熊本市内の雪花山房は大丈夫だったのでしょうか。。。


蕎楽 悠庵

お店は→三重県松阪市飯福田町223
電話は→0598-35-0860
営業は→11:00~16:00(売り切れ閉店)
定休は→月曜、火曜

最寄IC→:伊勢自動車道松阪IC 車約30分

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