カテゴリー「小さな町歩き」の記事

2017年8月13日 (日)

小さな町歩き 奈良県宇陀市は大宇陀

柿本人麻呂がこの地を詠んだと言われるあまりにも有名な詩、
東の(ひむがしの) 野に炎(かぎろひ)の立見えて
  かえりみすれば月傾(かたぶ)きぬ。

これは東の空に暁光が見え始め空が赤く染まった時、西を振り向けば月が山に沈もうとしていたという風景を詠んだもの。
そんな大宇陀は、
古代は阿騎野と呼ばれ薬草の狩り場として、そして中世には伊勢街道が通り、交通の要衝として小高い山に松山城が築かれ栄えた城下町だった。

現在は街道の西に国道が通り、忘れ去られたような町は江戸後期から明治にかけての建築物を多く残し、国の重要伝統的建造物群保存地区 ( 重伝建 ) の指定を受け、歴史の風情を今に伝えている。



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私が大宇陀を歩き始めたのはかなり以前だったのですが、ちょうど重伝建の指定を受けて町おこしをしようとしている頃だったのかもしれない。


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医院の跡を町並み交流館として開放し、道路整備や町並み作りなど結構頑張っている町なのです。


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結構多彩な建築物が残り、古い家にはその紹介を書いたプレートが掛けられ、歴史旅に訪れる人々に紹介しています。


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最近ではカフェや洋食屋さんなど新しいお店も出来て、ランチの選択肢が増え、昔に比べ少しは賑やかになりました。


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中でも一番古手の 「 茶房あゆみ 」 は開店当初からよく利用している。


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古民家を利用した店内にはオルゴールが流れ、テーブル席やお座敷、炉端の板間などゆっくり出来る空間だ。


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ランチセットや軽食もあるが、昼食はお蕎麦屋さんの私はほぼいつもこれ。


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大宇陀の銘菓老舗和菓子店松月堂の 「 きみごろも 」 をコーヒーとセットで。


もちろん昔ながらの老舗店も頑張ってます。


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奈良漬けの 「 いせ弥 」 、和菓子の 「 松月堂 」 などの看板が素敵です。


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さすがに薬狩りの地とされていただけあって、薬にまつわる施設やお店も有り、 「 森野吉野葛本舗 」 では旧薬園の見学が可能だ。


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真夏の昼下がりはさすがに人影も少なく、ゆっくりと静かに時間が流れていく。


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この町には犬矢来出格子を設えた家が多い。


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犬の小用や雨の滴から家を守るため、とか、窓などに人を寄せ付けないように、とか、


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謂われは色々あるようです。


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石畳の路地が何本か有るのですが、その一つに一度行ってみたいと思っていた本膳食堂があるが、どうやら食堂としての役目を終えていた?

もしそうならちょっと残念。


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ただ反対に、新しく再生されていく物も有り、少しずつ少しずつ昔へ進化 ? していく町です。



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また、道の駅宇陀路大宇陀の裏山にある 「 大願寺 」 は、夏には青、秋には赤紅葉が楽しめ、


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境内の奥には 「 おちゃめ庚申 」 が佇んでいます。

一度訪れてみてはどうでしょう。





奈良県宇陀市大宇陀

交通→近鉄榛原駅から奈良交通バスで約17分

     道の駅宇陀路大宇陀下車  時刻表

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2016年8月 4日 (木)

7月26日 京都御所が一般開放 小さな町歩き「京都御所」

これまで春・秋年二回の一般開放以外は予約でしか入ることができなかった京都御所が、本年7月26日から一年を通じて見学できるようになった。

御所のある京都御苑は緑が多く、夏場などは木陰が多い散策路では日差しを避けて散歩することができ、秋の紅葉もきれいなのでよく訪れたのですが、今回初めて御所内を見学してきました。

丸太町駅から烏丸通りを北に歩き椹木口から御苑に入ったのですが ・ ・ ・


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めちゃ暑、いえ熱い!のこの日、日陰を探しながら建礼門を目指します。
(真夏の京都は水分と日陰が命の鍵だ!)

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建礼門から左側に北へ進むと入り口(西側の清所門)が現れる。
ここで簡単な手荷物チェックを受け、名札をもらっていよいよ入場。

係りの方や警備の方の対応は極めてフレンドリーで、開かれた皇室を感じるものでした。

御車寄                          新御車寄と月華門

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承明門                          承明門から見る紫宸殿

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さあそしてこれが紫宸殿。

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左近の桜、右近の橘が植えられています。

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即位の礼など重要な儀式を執り行う場所。

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日華門から進路を進むと、何と紫宸殿の裏にも回ることが出来るのです。
そして清涼殿から御池庭に。

小御所と御学問所の間には蹴鞠の庭がありました。


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御池庭の欅橋を眺め御常御殿を目指すと御池庭から続く御内庭が現れます。

欅橋。

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御内庭の橋

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御内庭ではアオサギが佇み、そして見学の最北端御涼所へ。

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サルスベリの花が緑の中にアクセントを添えていました。

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御常御殿を西に回り込み剣璽の間を通り、いよいよ出口でもある清所門へ戻ります。

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御所内は荘厳な建築物や広場・庭園が配置されるも、いずれも華美ではなくあくまでも日本古来の寺社建築を感じるものでした。

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初めて見る紫宸殿は天皇即位などの厳かな行事を行った建物だと思うと身が引き締まった気がします。

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京都御所

参観時間→午前9時~午後5時
入場料は→無料
お休みは→月曜と年末年始(12月28日~1月4日)・行事日


京都御苑

年中開放

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2016年7月17日 (日)

小さな町歩き? 東京大学本郷キャンパス散歩

世界遺産に登録される上野公園に有る 「国立西洋美術館」。

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近代建築の巨匠建築家 「ル・コルビュジエ」 が設計した建物だ。

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そして公園内を通り抜けた不忍池から程近い場所にこの森はあった。

うっそうと茂る森の散策路・・・

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そう、ここは東京大学本郷キャンパスなのだ。
入るに難い敷居の高さがある東大も観光なら気軽に入れてしまう (*^O^*)

その本郷キャンパスに 「三四郎池」 という名の素敵な池がある。
周囲には散策路が整備され、池の形は心という字を象っているそうだ。

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まるで森林浴を楽しみながらお散歩をしているように楽しめ、東京都思えぬほど喧噪から隔離された静かな佇まい。

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元々加賀藩前田家3代藩主利常の庭園ある池で、本来の名前は「育徳園心字池」というのですが、夏目漱石の小説から「三四郎池」と呼ばれている。(池の形の心も漱石ですよね)

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そして現れるのは・・・

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赤ヘルと共に学生紛争の象徴だった 「安田講堂 (国の登録有形文化財)」。

(ちなみに私の学校ではその頃黒ヘル紛争というのが有ったそうです)

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現在講堂前は保育園児の散歩コースとして平和な風景がありました。

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結構素敵な建築物も残っていて、あれこれ見て歩くのも楽しい。
ゴシック調の建築物が沢山残っています。

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そのうちの一つが法文2号館と写真ありませんが向かいが1号館。
ともに内田ゴシックと呼ばれ国の登録有形文化財です。

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キャンパス内は自由に散歩出来て、法文2号館のアーチを買い物帰りのおばさんが自転車で普通に通り抜けたりしていました。

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建築物には素人な私ですが、、、ええ感じ。

散策しながら「いやー、久しぶりやね、懐かしいわ」などと会話しながら歩くと、きっとOBと思われるんやろね (;^^)ヘ..


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築地本願寺を設計した伊東忠太が設計した正門を見ながら左手に進むと現れる総合図書館棟は、関東大震災で焼失し、再建にはロックフェラー財団が大金を寄付したとのこと。

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その前には売店があってオリジナルグッズも販売されています。

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そして安田講堂と並ぶ東大名所がこれ。

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国の重要文化財指定の旧加賀屋敷御守殿門、いわゆる「赤門」です。
日本ではこの門をくぐりたい若者が沢山いるのですが、ただくぐるだけなら誰でも出来ますよ (^0^)

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この日も修学旅行生が記念撮影。
本郷キャンパスには1棟の重要文化財と8棟の登録有形文化財があって、興味のある人には宝箱のようなものでしょうね。

赤門をくぐると道路沿いに受験に御利益がありそうなお店がありました。

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(詳細説明部は東大案内本郷キャンパスから引用させていただきました)

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2016年2月21日 (日)

小さな町歩き 第6回紀州海南ひなめぐり 海南市は黒江散歩

クロエ、異国の香りを醸し出す響きだとは思いませんか?
確かフランスの有名ブランド(だったか?)
漢字で黒江と書くと単に黒い海(黒い海岸)なのですが、カタカナならヨーロピアンな響きになるのです。 だからといって別に深い意味はありません  (-.-;

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2月15日海南で恒例のひなめぐりが始まりました。今年で第6回となります。
市内100箇所程に総数約1800体のお雛様が飾られ、海南駅にも約千体が。

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駅を出て最近新しくなった城山トンネルを抜け、川端通りを西に進むと民家やお店にひな人形が飾られている。

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公民館には百五十年以上前のお雛様が。さすがに表情は古風な感じ。

紀州漆器を展示販売する「うるわし館」は前回同様巨大漆器雛がありますが、こんなに小さいお雛様もありました。

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漆塗りのスクーターや自転車なんかもあります。

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お米屋さんでもこんなお雛様が・・・

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黒江には路地が、というよりほぼ全部が路地です。

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かつて漆器の塗をしていたという古民家を利用した「黒江ぬりもの館」では、漆器の販売はもとより軽食喫茶もあり、町歩きの休憩処としても丁度よい。

ちなみに前回はカレーを頂いたのですが、昨年から黒江カレーという竹炭が入る黒いカレーが頂けます。

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輪島塗に技術を伝えた根来塗を受け継ぐ黒江漆器だが、その技法を使い昭和中期に土産物として紀州雛が生産されるようになったそうです。

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なんともいえぬ愛らしい表情に思わず目尻が下がる。

このサイズともなれば、うん十万と少しお高いのですが、木地の乾燥期間から整形、そして塗から絵付けまでの期間を考えると・・・やはり手間と時間を要するのです。

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これくらいのサイズなら手が届く・・・かも。

町歩きで頂く珈琲はホント、ホットするわ。。。

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店内は買い物だけで無く色々見学できて、二階では定期的に落語会があるとの事。

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入口の土間にはひな壇が飾られていました。

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ぬりもの館の隣は国の登録有形文化財に指定されている「池庄漆器店」。

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店内にはカラフルな漆器が販売されていて、写真の円錐形タンブラーは持ち上げると本当に円錐形で、台に納めるようになっていて面白い。

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お雛様はシンプルだが豪華だ!

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お雛様はシンプルだが豪華だ!

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注意深く見て歩くとノコギリ状の町並みがあちこちに。

今回は黒江のシンプルで素敵な雛をご紹介いたしましたが、海南駅前の商店街をメインに日方界隈にも沢山展示されています。

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紀州海南ひなめぐり

開催期間→2月15日~3月15日
場 所 は→和歌山県海南市
         駅前商店街から日方・黒江
第4回の地図はこちら

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2016年2月 4日 (木)

小さな町歩き 泉佐野ふるさと町家館 (大阪市は泉佐野市)

熊取のよしので腹ごしらえをして海を目指しました。
南海本線より海側はかつて侵した事の無い聖域だ。と、、、
せっ、狭い・・どこもかしこも!! しかも車の対向すら危うい道がほとんど。
そんな状況下ナビを持たない私は同じ道を行ったり来たり。(;^^)ヘ..
ようやく目的地の「泉佐野ふるさと町屋館(旧新川家住宅)」に辿り着いた。
何のことは無い、臨海側から入るとすぐに駐車場まで行く事が出来るのだ。(..;)

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駐車場から歩く事3分程度の行程には結構古い家並みがある。

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町家館の入口は切り妻側にあり、屋根から一段下がった所に二重の屋根が設えられた入母屋造り風で、かなり凝ったデザインの建物である。
この日館内ではバザーのような事が行われ、入館は無料との事だった。Lucky!

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江戸中期に新川家二代目当主が醤油屋を営むために建てた建物で、市の文化財に指定されているとの事。
入口を入ると広い三和土(たたき)の間が奥の中庭に続いている。
右手には座敷が有り(明治期に増築)、この建物がお店だったとの事。

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お座敷から二階に上がるとさながら小さな博物館のようだ。

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今は知る人が少ないひつ篭や食器など、様々な珍しい物が展示されている。

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中庭はコの字に囲まれ、旧店舗から鍵形に母屋が続き、母屋からまた鍵の手に建つ建物には軽食を頂ける土産物屋があった。

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この日は人も多く慌ただしかったうえに、駐車場閉鎖の時間(16時?)も気がかりで、見学もそこそこ町家館を後にした。

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駅前の印象からかけ離れた町並みが残り、漁師町の風情が漂っている。

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確かに道は狭く、車が対向できる道路は無いに等しい。
そのせいか一方通行も多い。

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その狭い道路には何だか懐かしい光景が広がっていた。

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ここは面白いかもしれない・・・次回は電車で路地裏探検隊だ!!



泉佐野ふるさと町屋館(旧新川家住宅)

入館料→個人200円、団体(20人以上)100円他
場所は→大阪府泉佐野市本町5-29
電話は→072-469-5673
営業は→9時~17時(観覧入館は16時半まで)
お休み→土・日・祝日
駐車場→有り(15台)
最寄り駅→南海泉佐野駅(徒歩約10分)

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2015年11月22日 (日)

小さな町歩き「根岸の里の侘び住まい」 東京は根岸で路地裏探検隊

夕べの酒が少し残った体を起こし、朝食を済ませて鶯谷を目指しました。
今回は東京都台東区根岸を歩いてみます。
エリアは大きくは無いけど、根岸は路地裏探検隊のアンテナにピピッと来る物がある。
「秋深み 根岸の里の 侘び住まい」 (byエノさん)
句人に言わせるとこれは良くない句だそうです (;^^)ヘ..
JR鶯谷駅北口から言問い通りを渡り暫く進むが「侘び住まいの町並み」は見当たらない。
どこだ侘寂。

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何度か曲がってみるとそこは「根岸柳通」、ここに来て徐々に雰囲気が出てきた。

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朝の光を受けた根岸柳通には侘寂の人達が日課のウォーキング。その歩道には高層マンション建設反対の幟が並んでいた。

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通り沿いには時代に取り残された・・では無く昔の面影を残すひなびた佇まいの店や家が点在し、通勤通学に鶯谷駅を目指す人達も行き交う。

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通りから横に伸びる路地の先には結構魅力的な誘惑が待っている。
そして路地裏お約束の・・・

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路地裏に猫が似合うのはもう一般的の鉄板だ!
朝から飲みたくなってしまうブロック塀看板?

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下町では道路が落書き帳! 山手線の駅を書いてあるのもあります。(°0°)
そんな落書きを楽しみながら歩いていると、

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あれ、ここ下谷?

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どうやら根岸との境目に出た。ついでに下谷も少しばかり歩いてみよう。
下谷の中学校では地区のお祭りが行われているようで賑やかな声が聞こえている。
根岸と下谷の境目を歩くと・・・

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一見モダンな風貌を見せる落花生の店が、よく見るとレトロを感じさせ。

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モダンでお洒落な居酒屋も「おおいりや」と言う古風な名前だったりする。えっ!いりや?入谷?大入谷? 違った、壁にはしたやの住居表示。

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戦後建てられたアパートは文化住宅と言われ、どこが文化なのか不思議だった私は、今になってその文化が少し分かるような気がします。

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昔ながらの仕出し屋さんの二階に干されるタオルがこの町の生活感を感じさせ、振り返ると路地の向こうには新しい時代の象徴「スカイツリー」が顔をのぞかせていた。

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外国人観光客が多そうなゲストハウスなどが立つ一方、古い昭和の顔も残っています。

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路地裏はあちらこちらにその根を残し、行き止まりであろうが無かろうが、素敵だと思ったらどんどん突き進むのが路地裏探検隊。

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もし行き止まりだったら戻ってまた別の路地に入れば良い、それだけの事。

そして再び根岸へ突入だ。

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あれっ・・・歩き始めに「どこだ侘寂!」と思った事はすっかり忘れ、既にドップリと路地裏歩きを楽しんでいる事に気付く。

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根岸の里の侘び住まい・・・根岸の里の侘び住まい・・・. 。o○

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ここでまた猫、よく見ると玄関マットにも黒猫の絵が。ここがこの猫の指定席か?

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しかしこの日見た猫は全部黒猫だった。根岸は黒猫のメッカか?(そんな事無い)
アッ! 浅草駒形で11時前の約束だ。猫よりも先を急がなくては。

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手児奈せんべい店の五叉路から鶯谷駅南口へ、そして・・

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何年か前に訪れた「そば処公望荘」だが不運にも臨時休業 (;。;)。この日も開店前。
積年の思いを断ち駅に入って思い出した。
荷物を入れたコインロッカーはずっと向こうの北口だ・・・

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次回は入谷も含めてもう一度歩いてみよう、そう思いながら浅草を目指しました。

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2015年10月26日 (月)

小さな町歩き 「はならぁと2015」 イン大宇陀

少し前に「わかやまサローネ2015(黒江)」で芸術に触発されたと言うわけでは無いが、ならぁと2015(大宇陀)に行ってきました。

開催地は生駒宝山寺・五條市新町・橿原市今井町・八木札の辻・宇陀市大宇陀で、初めの二箇所は終了、後三箇所は10月24日(土)から11月3日(火)までの開催期間。

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道の駅大宇陀の第二駐車場(公式P )に車を止め千軒舎の方から歩き出す。

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千軒舎は最初の展示場となっています。

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奥の庭にある蔵が展示場。  蔵の中をのぞくと・・じゃーん!!

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圧倒的なインパクトです。反対側には顔付きもうじゃうじゃ。

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こちらは展示場ではありませんが・・・

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幻想的な美しさ。

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世界遺産のモンサンミッシェルと薬師寺です。

スッゴく薄くて指ではじくと金属のような音がしますが、紛れもなく陶器で出来ています。

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陶器のボタンがたくさん! 髪留めやストラップも販売されています。

メインは器なのですが・・私、ストラップ買いました。

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大宇陀には歴史を感じる素敵な看板があります。また町並みギャラリー石景でも石垣をバックにダリアの花の作品が。

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奈良漬け・お菓子・薬屋さんなどの他にも結構あるので探してみて下さい。

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昔ながらの赤いポストを眺めながら黒門を目指します。

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旧小島家では「幾千年の桜」というチョット気になる作品が有りました。

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恵比寿神社でも木版画の展示があって、「駒形どぜう」や「池之端連玉庵」、「巴町砂場」などの名前を見つける事が出来ました。

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かなり気に入ったのが熊鯛商店+蔵で展示されていたこのブロンズ像の表情。

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うつむき加減でなんともいえない優しさを醸し出しながら迎えてくれました。

また、無表情に機械を押しながら輪っかを作り続ける作品には、チョット複雑な気持ちになったりします。

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松山西口関門で折り返し、旧四郷屋に向かいます。

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一階にはイタリアの作家さんの絵が台所に展示されています。

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室内に流れるイタリア語のナレーションと相まって結構不思議な気分になるのです。

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さてお馴染み「茶房あゆみ」でいつもの「きみごろもとコーヒーのセット」でチョット一息。

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開店間もない頃から訪れているこの店のママさんは気さくな会話でお客さんをもてなす。

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日替わりランチや軽食もあるのだけれど、私は「蕎麦庭 旅人」でお蕎麦を頂くため、素麺を食べた事があるだけですが結構素敵なお店です。

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黄身をまとったフワフワメレンゲのきみごろもは、舌の上で泡雪のように消え行くはかなさと甘さが特徴(松月堂で購入できます)。

ママさんから「春日神社の参道でもダリアの花の作品がある」との事で、お店を後に向かいました。

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宇陀市榛原は全国のダリア切り花や球根の3割を生産していて、新品種も生み出されているそうだ。

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ダリアってこんなにいろんな花を咲かせる物があったのですね。}

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有料スペースもあるのですが、500円でガイドブックを買うともらえる缶バッチは各開催地で共通チケットなので、会場3箇所を回れる人は利用してはいかがでしょうか。

次は今井町に訪れてみよう、そう思いながら大宇陀を後にしました。


はならぁと2015

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2015年10月12日 (月)

小さな町歩き 漆器と鋸状の町並み 和歌山県海南市は黒江散歩

以前に何度か掲載している黒江。
根来塗りから伝わり漆器の町として栄えたところだ。
会津塗、輪島塗、黒江塗は日本三大漆器の町、

そんな船尾・黒江・日方を歩いてきました。

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救急ヘリはこの日も出動のようで、私はと言うと川面に影を落としてみます。

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海南市黒江の散歩は和歌山市に隣接する船尾から始まる。
トンネルを抜けるとそこは海南市・・では無く、餃子の王将までは和歌山市!

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かつての黒江は船尾山や城山などに囲まれた入り江で、干潮時に牛に似た黒い岩が現れたので「黒牛潟」と呼ばれ、黒い牛の入り江から黒江と呼ばれるようになったようです。

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国道42号から狭い道に足を進め船尾(ふのお)の町に入る。
ここが迷路の始まりとなるのだ。

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と言うのも船尾から黒江を経て日方に至る町並みは、細い道路が入り組んでいて、まるで迷路を歩いているようで、車一台がやっとという道があみだクジのように広がる。
その狭い道の両脇には昔ながらの様相を呈した家並みが張り付いているのだ。

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紅色に塗られたベンガラ格子は色あせてはいるが、その奥から聞こえるテレビの音や人々の声などから生活感をすぐ近くに感じ取る事が出来る。

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生活感と言えばここ船尾には市場が有り、日曜日はお休みなのでガランとしているが、平日には町の人達で賑わい(井戸端会議状態ですが)、○○ちゃんとこの誰それが・・とか、年金がどうのこうのとか、とても地域に愛されているアーケード街なのだ  (^0^)

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規模はかなり違えど東の巣鴨・西の千林や石切に匹敵か (^□^)
ミートショップやデリカッセン、ベジタブル・フルーツから鮮魚・ファッションショップ等々までががギュッとこの一角に詰め込まれている密度が濃いところだ船尾市場

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だが、その活気ある船尾市場でさえ、近年はシャッターを上げるところが減っているようだ。頑張れ海南市の千林!!

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この町を歩き始めて思うのが古い家を建て直したり、1ブロック丸ごと造成するなど昔の家並みが減りつつある。(これは仕方が無いが、若い人が町に入ってくる)

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この古い町にも新しいコミュニティーが生まれようとしているのかもしれない。

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黒江には鋸(のこぎり)の町並みが鮮明に残るエリアがある。
これは家の前ににほぼ直角三角形の空間を残しているのだが、建坪率など無縁の昔ならこんな無駄な事をしないはず。

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これには・・・諸説あります。が、

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私思うに漆器産業が華やかなりしころには、漆の樽や木地を運び込む大八車の駐車場では無かったのだろうか??
分業制だった漆器の各製作工程を受け持つ家々で、漆樽を下す・木地を下す・そして器を塗師へ運ぶ・・・よそでは決して言わないようにして下さい (;^^)ヘ..

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黒江には今や全国区になったと言っても過言では無い名手酒造の名酒「黒牛」があり、以前酒所富山のお蕎麦屋さんでも勧められたのが驚きだ!!
その名手酒造の「黒牛茶屋」を横目に西へ戻り「黒江ぬりもの館」の前を通り城山の山裾を西側にグルッと回る。

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黒江歩きはいよいよ日方に入る。

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日方は海南市の中心街!・・・だったところ?
かつての賑わいは今では「盛者必衰の断りを表す」とでも言うのでしょうか?

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路面電車が走っていた頃は国道を挟んで広がった商店の賑わいは、やがてバイパスが出来ると南に移っていった。

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朽ち果てた家も所々に・・・・

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車社会になった現代では道が狭く駐車場の無い商店街は寂れていくのは仕方ない事か。

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ただ、冒頭で述べたように近年は「うるわし館」など黒江漆器を全面にアピールして、下駄市雛巡りなど町を元気にしようとしている。
また11月7・8日には第27回紀州漆器まつりが催される。

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日方を抜け再び黒江から船尾を抜け帰路につきました。

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和歌山県海南市船尾 ・ 黒江 ・ 日方
最寄り駅→JR海南駅 ・ 黒江駅

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2015年9月12日 (土)

小さな町歩き 今井町だけじゃ無い古い町並み 奈良県橿原市「札の辻界隈」

前回の今井町に引き続き大和八木駅界隈を少し歩いてみよう

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まずはその前に今井町で一息つくため「古伊」の暖簾を潜った。
ここは比較的早くから営業を始めたお店だ。まずはその前に今井町で一息つくため「古伊」の暖簾を潜った。

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古伊に初めて訪れた頃は固くて開けると外れそうになった引き戸が、今はそう力を入れること無く開けることが出来るし、裏には屋外テラス席も整備されている。

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抹茶セットの和菓子は・・恐らく初めての埴輪まんじゅう。
店の前や向かいには「今井名物 埴輪まんじゅう」?という旗がたなびいていた。

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お茶は纏わり付くような濃茶(こいちゃ)ではなくアッサリとした御薄(おうす)で、埴輪まんじゅうも軽い生地に甘み抑えめの餡という今風の組み合わせ。
ほっこり一息ついて大和八木駅へ向かったのだ。

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橿原市は今井町散策や神宮参拝や、それに明日香村に向かう通過点でしか無かった。
近鉄大和八木駅周辺は再開発が進んでいるのか整備途上の道路や空き地空間も目立つ。

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その空間から東南に位置する界隈は、趣を残す懐かしい町並みがあった。
白漆喰の壁に卯建が上がっている家が現れ始める。

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暫く歩き回っていると交差点の角に大きな二階屋が現れた。
ここは八木の「札の辻」といい、高札が建てられた場所のようだ。

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その建物は大きく窓を開け放ち、旅館か?と思ったら交流会館だった。
入口を除くとボランティアらしき女性の説明に聴き入る女性3人の姿が。

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反対側には昔ながらの赤いポストと共にこれまた重厚なお屋敷。
帰宅後調べるとやはり旅館跡で下ツ道を挟んで両側に建物があったらしい。

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なにげなく歩いた大和八木駅の南北地域。
ここには今井町に負けず劣らずの風情ある町並みが存在した。

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一度気合いを入れて歩きに来ようと思いながら電車に乗り込んだのでした。


古伊

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お店は→奈良県橿原市今井町4-6-13
電話は→0744-22-2135
営業は→平日:午前10時半~午後5時 土日祝日は午後5時半まで
お休み→月曜日
最寄り駅→近鉄八木西口駅

八木札の辻交流館

最寄り駅→近鉄大和八木駅

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2015年9月10日 (木)

小さな町歩き 奈良県橿原市は「今井町」散歩

小さな町歩きでもたまにご紹介する今井町は、平成5年に県内で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区 (重伝建) の指定を受けました
ちなみに日本で最初の指定は昭和51年9月4日、仙北市角館・南木曾町妻籠・白川村荻町・京都市産寧坂・京都市祇園新橋・萩市堀内の6カ所でした。が、現在は43道府県90市町村で110カ所が指定を受けています。

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今井町は浄土真宗称念寺を中心として寺内町を形成し、木材業など多くの商家が町を支えるようになり、「今井千軒」などと言われるようになります。

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戦国時代末期には「海の堺、陸の今井」と賞される程に繁栄を極めたようです。

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環濠集落のように四方を堀で囲み、外敵から身を守る都市として様相を変えてゆき、戦国の動乱期を乗り越え、江戸時代に入っても財力の衰えを見せず「大和の金は今井に七分」とまで言われるような繁栄が続きました。

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しかし明治に入ると徐々にその華々しさに衰退の影を落としていったのです。

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そんな往時を偲ばせる古い町並みを今に残しているのですが、私が今井町を歩き始めた頃、町のお婆さんに聞いた話は  「若いもんがみんな町を出て行ってしもて今井には空き家が一杯や・・

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確かに綺麗なお屋敷も多く残っていたのですが、家主を失い崩れ落ちそうな家も結構あって、町の起源となった称念寺の本堂でさえもかなり老朽化が進み、屋根が落ちるのではと思う有様でした。

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しかし空き家対策や電線の地中化などが徐々に進み、かなり綺麗な町並みを取り戻し、また、町づくりのNPOも設立され、空き家の斡旋から家主との仲介にとどまらず、町屋体験なども精力的に行っているようです。

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ただ町が綺麗になる程人工的な無機質さに人々の生活感が薄れていくようで・・、こんな微妙な思いを抱く私は、たまにしか訪れない来街者だからなのでしょうね。

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やはり町が元気になってこそ町が存在し続けるのですから。

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昔はほぼ無かった町屋カフェや小物店などが徐々に増えてきて、若者の顔を見受けるような町になってきたような気がします。

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この日夏の終わりを予感させる秋の雨がそぼ降る今井町、重伝建の町並みはとても静かに時を刻んでいるかのようでした。


今井町

場所は→奈良県橿原市今井町
問合せ→今井まちなみ交流センター「華甍」
駐車場→交流センター裏に有り
最寄り駅→近鉄大和八木駅徒歩約10分、八木西口駅徒歩約5分

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