カテゴリー「お蕎麦の兵庫」の記事

2021年12月26日 (日)

極細十割の手打ち蕎麦その2 手打ちそば木琴 兵庫県丹波市

丹波市では市島のそばんちを中心に数軒の手打ち蕎麦店が奥丹波そば街道構想を立ち上げ 、 蕎麦で地域活性を図ろうと頑張っています 。

今ではお蕎麦屋さんも増えて 、 毎年奥丹波そば街道祭りというイベントも行われ 、 たくさんのお客様で賑わいを見せています 。

    (コロナ禍で2年中止となってしまいましたが ・ ・ ・ )

そんなそばんちのご主人が手がけるお蕎麦屋さん 「 木琴 」 にお邪魔してきました 。

車なら氷上ICから国道175号を南下すれば約15分ほどで到着 。
みんなの村という場所の一角にお店はありました 。


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店内は色々と賑やかで楽器なども置かれていて 、 どうやらライブなども行われたりしているようです 。


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本や小物などもたくさん置かれています 。
浪花千栄子のオロナイン軟膏のホーロー看板は懐かしいですね 。


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メニューには二八や十割の盛り蕎麦から鴨、餡かけに始まりガレットや蕎麦掻きぜんざいまでかなりの数が並んでいます 。

悩んだあげく粗挽き十割蕎麦900円と蕎麦掻き500円をお願いしました 。
信州産山葵はオプションで100円 。


    エッ 、 山葵がオプション ??

       何せ信州産の高級山葵とのことですからね (;^^)ヘ..


しばらくの後お蕎麦と蕎麦掻きが一緒に出されました 。


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蕎麦刺しのような平切りが二枚入っています 。
んっ 、 確か粗挽きをお願いしたのですが何か違う ・ ・ ・

見た目艶やかで滑らかな蕎麦肌は細粒で打たれた感じ 。
でもよくよく見ると少し粗めの粉が打ち込まれているように見えます 。

 

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カチッと角が立っていて 、野性的な一面もうかがえ 、


     まるで口の中を切りそうなエッジ ? (^0^)


いやそれはオーバーですが 、 それほど綺麗に打たれています 。



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まずお蕎麦をそのままで一手繰り 。
舌触りは良くしなやかなコシもあってなかなかの食感 。


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最初にフンワリと香り噛み進むとお蕎麦本来の味が湧き立つ 。
そばんちのお弟子さんが打っているとのことですが 、 キッチリとそばんちの教えを引き継いでいるのでしょうね 。

さて温かい打ちに蕎麦掻きも頂かなくてはなりません 。


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見てください 、


    この野趣あふれるお姿 !!


後光さえ感じ思わず押し戴いてしまいそうになるほどのザクザク感満載

粗挽きで練られた蕎麦掻きには山椒の実が添えられていて 、 見るからにお蕎麦の香りと味が湧き立つようです 。

山葵と醤油で 。


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これはもう間違いない味 。
粗挽きの風味が口の中に広がる逸品 。


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頂いた丹波の黒豆は蕎麦湯と共に頂きました 。


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甘味を抑えた大人の味でした (#^.^#)


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そばんちのご主人とお話しをさせてもらいましたが 、 市島のお店は若い人に任せ 、 今は殆ど木琴にいるとのことです 。

最もここもお弟子さんが何人かでお蕎麦を打たれているらしい 。

粗挽き粉を持ってこられて 、 今日の十割粗挽きはこれを3割程度配合して打っているらしい 。
お蕎麦は日々変わっていくそうで 、 色々と試している日々だそうです 。

お蕎麦など色々な話をお伺いしてお店を後にしました 。


これでこの日の幸せ終了です 。

 

手打ちそば木琴

お店は→兵庫県丹波市山南町南中115−6
電話は→070-2300-1156
営業は→11:00~15:30
お休み→月・火・水曜日
駐車場→6台程度
最寄駅→JR船町口 約4km
最寄IC→北近畿豊岡自動車道 氷上IC約11km

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2021年12月19日 (日)

極細十割の手打ち蕎麦その1 龍玄庵 兵庫県多可町

兵庫県多可郡多可町は県のほぼ中央部に位置する町で 、 日本酒の好きな方ならご存じと思いますが 、 酒造の好適米である山田錦発祥の地なのです 。

また 、 私も知らなかったのですが日本一の手漉き和紙「杉原紙」の里なのだそうです 。

そんな多可町で手打ち蕎麦と言えば和甫 ( わすけ )が有名なのですが 、

    私は多可町と聞けばまずこの店の名がまず思い浮かぶのですけど ・ ・ ・

そんな多可町に新しいお蕎麦屋さんが出来ていました 。


                      手打ち蕎麦処 龍玄庵


古民家を改装して多可町産のお蕎麦を使用したお手打ち蕎麦を出すお店 。


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駐車場はお店の裏に5台ほど有ります 。


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入り口を入り靴のままで客室に上がります 。
入ってすぐのカウンターに席を頂きました 。


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蕎麦茶と揚げ蕎麦が出されました 。

メニューにはお蕎麦単品が10種類と限定10食の蕎麦ランチ 、 それに天麩羅やだし巻きなどが並びます 。


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気になるお蕎麦もいくつかあったのですが 、 お蕎麦3種とお稲荷さんが付いた蕎麦ランチをお願いしました 。


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これがその蕎麦ランチ 。


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出雲蕎麦の器がお皿になった感じで出されます 。
なので盛り汁は直接お蕎麦にかけるぶっかけタイプ 。

お蕎麦は右から山かけ

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天麩羅


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そしておろし


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お稲荷さんとオクラが小鉢で付きます 。

一種類のお蕎麦をじっくりと味わうのもいいですが 、 色々なお蕎麦を味わえるのも楽しい物です 。

まずはおろし蕎麦から 。



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極細のお蕎麦は少し透け感が有り 、 綺麗に角が立った一本一本にお星様が散らばっていて 、 さながら小さなお皿に広がる


       小 宇 宙 や !!


大根おろしを脇によけお蕎麦だけを一手繰り 。
カッチリとコシがあり噛みしめる食感を楽しめる物で舌触りも滑らか 。


      これって十割 ?


そう思ってしまうほど綺麗な打ち上がりです 。

盛り汁を一舐めするとかなり醤油が勝った淡麗辛口 (゚◇゚)

       浅草の並木藪そばの辛汁に匹敵するかも 。

 

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恐らく一番粉を多めに配合味しているので味自身はアッサリとしていますが 、 醤油の勝った辛汁で頂くと十割と思えぬ食感と喉越しを楽しめるお蕎麦でしょう 。



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着ぶくれしていない薄衣をまとったエビ天もサクッとした揚がり具合 。


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蕎麦ランチには蕎麦湯が出ないそうなので蕎麦茶と共に頂きました 。

なかなか素敵なお店を発見 . 。o○
次回は是非播州百日鶏の鶏汁つけ蕎麦を頂こう 。

そう思いながらお店を後にしました 。


これでこの日の幸せ終了です 。



手打ち蕎麦処 龍玄庵

お店は→兵庫県多可郡多可町加美区観音寺169
電話は→0795-20-8582
営業は→11:00~14:30(LO)
お休み→水・木曜日
駐車場→6台程度
最寄IC→北近畿豊岡自動車道 氷上IC約18km

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2017年4月16日 (日)

桜・片栗・蕎麦ツァー・・兵庫県丹波市は三津屋妹尾

4月の初めの頃の事です。
昨年、直前にインフルエンザ感染で参加出来なかった桜・片栗・蕎麦ツァーですが、今年はちゃんとマスクして用心全開のたまもの、 無事参加出来ました。



が、六甲の頂きには残雪が・・・・・って


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そして篠山、 丹波と車を進めるも無い!


     
桜の花がない! どこにもない!!


ここしばらくの低温気象に少し危惧し、関西一早咲き桜の紀三井寺も平年より9日遅れの開花宣言に絶望感を漂わせていたのですが ・ ・ ・
その通りの結果となった (;。;)
こうなれば片栗の花に期待を寄せ、お昼蕎麦を頂きに三津屋妹尾に向かう。


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妹尾の庭には淡いピンクのサクランボの花が咲いていました。


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今日のメンバーはU・A・T・O氏と友に5人連れ。
注文は相乗り(二八と十割)の鯖寿司セット、私とA氏は十割で蕎麦掻きセット。
しかも、


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なんと・なんと、この日運転役のO氏から「お酒飲んでも良いですよ」・・・
いいのですか   ホントに   飲んでもいいのですか      ( ̄∇ ̄)


何と妹尾初のお酒を頂くことが出来ました。   ( 雨あられの感謝 )


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まず相乗りセットの鯖寿司。


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これもお酒のお供に良いが、2月にノンアルBで頂いたので・・・
蕎麦掻きはいつもの山椒佃煮が載り、お酒のお供に持って来い。
と、  かねてよりそのように想像していた。


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これは前回頂いた出汁巻きの写真です。


十割のお蕎麦は少し粗挽き加減で、しっかりとした味を舌に広げる物。
おいしい~っ!!     お酒も ・ ・ ・


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少し粗めの粉が混じり、お星様も散らばるカチッとした輪郭のお蕎麦。


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そして他の方の二八と十割の相乗りは。(こちらでは合盛りと言わない。ご主人がくるまず気のせいなのか)


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透け感有る二八蕎麦は、これもカチッとして繋ぎとのバランスがとれた味。


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桜は無かったけど美味しいお蕎麦とお酒で大満足!


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蕎麦湯を頂いて「 いざっ、かたくり群生地へ!! 」


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入園料100円引き。
花が無いつぼみだけの片栗たち。


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開花一輪
九分九厘つぼみ


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これじゃ     せめて200円引き   でした。


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三津屋妹尾

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お店は→兵庫県丹波市青垣町田井縄640
営業は→11:00~15:00
電話は→0795-87-2550
お休み→火~金曜日
最寄IC→北近畿豊岡自動車道 青垣IC 約5分
駐車場→4台~5台
かたくり群生地

場所は→兵庫県丹波市氷上町清住
入場料→300円
駐車場→有り

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2017年1月22日 (日)

堺「ちく満」の蕎麦をそのままに 神戸市東灘区岡本「曾ろ利」

神戸に堺のちく満と同じお蕎麦を頂けるお店が出来ていました。

阪急岡本駅から徒歩約15分。


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甲南大学を超えるとまもなくお店に到達。
民家改築型店舗のお店は気軽に入れそうな感じ。

蕎麦前とそのお供が揃うのはちく満と違う所。
好きなお蕎麦に+で高野豆腐と戻り籠と、鴨ロースor天麩羅など何パターンかをチョイスできるシステム。


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蕎麦前は八海山、お供に出汁巻き、と、この季節やはり外せない牡蠣天セット。
突き出しが戻り籠なのでセットと被るが、、、良いアテです。
戻り籠とは歌舞伎の演目のようですが、出汁を取った鰹節が酒の肴で戻ってくる??   から???   か


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取り皿にも店名が入っていました。


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仕上がりのお姿はあまり別嬪ではありませんが・・・

フルフルプルルンでとってもジューシー!!

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牡蠣天セット。


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大ぶりの牡蠣が二粒に高野豆腐と戻り籠。


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ここでお酒お代わりの  春鹿。


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二杯目にも突き出しが出た。


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さてさていよいよのお蕎麦      一斤半!


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せいろ箱にもちく満と同じ「 」表示が有り、一斤半なのに箱の焼き印は二斤。  いや、左が少し小さいか ・ ・ ・



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卵をお箸で溶く。(お箸は開き気味で平行移動)

シャカシャカ溶いて熱々の汁を注ぎ入れます。

蓋を開けるとモワッと立ち上る湯気。

間髪入れず手繰り上げ、汁にくぐらせ口に運ぶ。


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こ~れはっ!!  

堺のちく満同様ポテポテ・ヤワヤワ・フニャフニャのまるっきりコシ無し蕎麦。


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これこれ。これが堺のせいろ蕎麦!


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とにかくある周期で無性に食べたくなるお蕎麦です。

ちく満とは緊密な関係のようですが、その全貌を聞くことは出来ませんでした。

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秘密は秘密のままで通ってみよう、そう思うお蕎麦屋さんなのです。




せいろそば曾ろ利


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お店は→兵庫県神戸市東灘区西岡本3丁目8
電話は→078-806-8861
営業は→11:30~14:30(平・土・日・祝) 17:30~20:30(土日祝)
お休み→年中無休
                   最寄り駅→阪神岡本駅徒歩約15分

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2017年1月 7日 (土)

PAで本格手打ちそば 中国自動車道赤松パーキングエリア上り線

中国自動車道上り線にある赤松パーキングエリア。
本格手打ちそばが頂けるというので行ってきました。

最近手打ち蕎麦が頂ける道の駅が増えていますが、高速道路のPAやSAでもそんなお店が出来つつあるようです。

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HPによると何と   
石臼挽き手打ち蕎麦



えっ、石臼挽き手打ち!!
しかも某手打ち蕎麦有名店の監修だそうです。

お店は券売機で食券を購入するフードコート的レストラン。




   アッ、いえ、フードコートです
 まさにフード  コート。

このフードコートにはとっても魅力的な対抗馬、グッドビジュアルの塩ラーメンも有るのだ!



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                    (赤松PAホームページから引用させて頂きました)



う~ん、摩周湖のような透明度のスープも捨てがたい。(ーー;)



がっ! がっ! ですがっ!




ここは 初志  貫 徹 




手打ち蕎麦と天ぷらセット 1,280円のボタンをポチ。


フードコート的には少しお高め。  か


食券をカウンターに提出し半券をもらって席に着きます。



フードコートですから

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「432番のお客様~っ」 番号を呼ばれてお蕎麦を取りに行く。



標準的な太さで打たれたお蕎麦は綺麗なビジュアル。

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そのまま一手繰りすると、アッ  美味しい、

美味しいんです。


綺麗に切り揃えられたお蕎麦はキッチリと角が立ち、とてもSA・PAのフードコートで出されるお蕎麦とは思えない。


お蕎麦の味が優しく、しかもしっかりと舌に広がり、



汁無し完食。

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天麩羅も海老・茄子・シシトウなどサクッとして、これがなかなかの仕上がり。



しかし   問題は蕎麦湯か、


そうだ! セルフお茶サーバーだ!!



サーバーのお湯を湯飲みに汲んで、盛り汁を割って頂きました。



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僅かに醤油が勝った関東風は、出汁もしっかり効いている。

これならお安い価格設定。


侮るなかれPA蕎麦。 赤松PAのお蕎麦は本格的。


そう思いながらハンドルを握ったのです。




赤松パーキングエリア

お店は→兵庫県神戸市

      中国自動車道上り線


営業は→7:30~20:30


定休日→無休


備考は→角煮の塩ラーメンも美味しそう


URL→
https://w-holdings.co.jp/sapa/2210.html

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2016年9月 7日 (水)

気負わず気楽に手打ち蕎麦「そば切り卓」神戸元町で蕎麦酒

仕事帰りの人たちが増え始める夕暮れ前、灯ともし頃の神戸元町はあちこちのお店が暖簾を上げ初め、看板に灯がともり出す落ち着かない時間帯だ。
本来ならちょっと一杯引っかけようとキョロキョロわくわくの私だが、でもこの日は違うのです。
そう、私の心は堅く決まっていて、既に足はその店の場所に向かっています。
そば切り卓
開店には少し早い時間だが、店の前に佇む私を見つけたのか引き戸が開き「どうぞお入りください」との言葉を頂きました。


開店後十五・六年経つ手打ちのお蕎麦屋さんは安定した人気を得ているようだ。



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カウンター隅っこに席を頂いて「ビール!」、そして一品メニューから、ほうれん草とキノコと厚揚げの煮浸し。(正式名称忘れてます)


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そろそろお客さんが入り出してきます。

追加でお願いした穴子柳川風。(だったと思う)

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色合いは地味だが卵でとじられた穴子が柔らかくこれもなかなかお酒にいい。

と言うことでここで冷酒をお願いすることに。

ガラスの酒器が涼しげです。
銘柄は忘れたのですが美味しいお酒でした。(年のせいなのか)



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この日の訪問は夜と言うこともあり、気分はどんどん居酒屋ステイなのだ。
鴨焼きも追加。(ちなみに私一人だけです)

お酒お変わり!!


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そして事もあろうか、蕎麦前の肴もう一品。
「穴子天!!!」、四品目です・ ・ ・ (-.-;)
いえ、正確には穴子天蕎麦を田舎でお願いしたのですが。
既にお銚子三本目のお調子者に ・ ・ ・  (*^O^*)
もはや蕎麦前では無い状態 (_ _)


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抹茶塩で頂く穴子天美味しい!(写真撮る前にかじってました)

そしてようやくお蕎麦に至ることに。(よかった、お蕎麦忘れてなかった)


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見るからに蕎麦感アピールの色黒お蕎麦に散らばる黒ポチ。

ただ見た目より優しい香ばしさなので、田舎の蕎麦蕎麦感が感苦手な人でも美味しく頂けるかなと思います。


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今回蕎麦前メインの報告に見えますが、決してそのようなことは有りません。

あくまでも心はお蕎麦至上主義!    「 あくまでも心は 」 ・ ・ ・?



蕎麦粉を少し溶き込んだ蕎麦湯でホッコリ心を静めます。


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ここで忠告の一句、「蕎麦前は 正気のうちに お猪口置く」

勿論正気の上で神戸元町の夜は更けてゆきました 。。。。


手打ちそば処 卓

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お店は→神戸市中央区元町通4-5-6.
電話は→078-351-7981.
営業は→11:30-14:30 /17:30-21:00.
定休日→水曜日
最寄り駅→阪神 JR元町駅 神戸高速は花隈駅
駐車場→無し(未確認)

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2016年6月16日 (木)

移転してました 兵庫県尼崎市は「手打ち蕎麦いしはら」

昨年5月以来1年ぶり2度目の訪問となった尼崎の手打ち蕎麦 「 いしはら 」

阪神尼崎駅から歩く事約15分。
到着と思いきや・・・エッ! お店無いやん (°°;)
確かここやったのに・・・ マジか?? ちゃう店になってるやん。

慌ててネット検索すると何の事はない、発見した記事からは移転の情報。
駅から近いとこやん。半時間損したわ。でもネットに出てて良かった。

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この店は印象的な事があって、常連客と思った先客がその日初来店で、長年勤めてるような店員さんが今日初めて、初訪問で意外性2連発のお蕎麦屋さんでした。

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お店も広くなり若い店員さんも揃い総勢4人体制です。
元お店からとんぼ返りしたので汗タラタラ (^-^*)
ビール! お願いします!!

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まずはグビッ!!! プハーッ!!!!

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以前も頼んだ 鴨葱焼き と初めての 焼き味噌 をお願いすることに。

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さすがに値段が少し上がっていましたが、それでもC/Pは尼崎価格。
薄めながらも八切れが添えられる鴨肉は、柔らかくてお酒が進む味付け。

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シャモジに塗られた焼き味噌は定番スタイル。

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ここでお酒メニューを尋ねたのですが、ご主人に「冷蔵庫を見て決めて下さい」との事で物色すると、奥に 「春鹿」 があったのでそれをお願いしました。

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ガラスの徳利は形が変わっていて、写真を撮ろうとすると「ちょっと待って!」と、氷水が入ったガラスの器が出され、徳利をその器に挿入! あ~らピタッとドッキング。これなら最後まで冷酒を楽しめます。こんなん初めて見たわ!

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純米吟醸生酒しぼりばな。

スッキリ切れ味なのにフルーティーさも伴う物(多分・・・)

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玉葱がトロンと糸引くような感じで、まるでビザを食べるような焼き味噌
涼やかなお猪口の青と共にお酒を進めます。

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思わずお酒のお代わりを 「田酒」 で。

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これは結構日本酒を感じますね。

さて、呑んでばかりではいられません。

そろそろお蕎麦を頂く事にしましょう。

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天ざるを十割で頼み、残ったお酒で天ぷらを半分片付けてお蕎麦に移ります。

こちらは挽きぐるみ系汁無し完食蕎麦・・・あれっ、本日意外とあっさり風味!? 

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でもそれなりに美味しく頂きました。

蕎麦湯でホッコリしてお店を後にしました。

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駅前の広場ではケーナやパンパイプを操りながら、フォルクローレを奏でる外人さんが路上ライブ。(多分ペルーの人や)

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エル・コンドル・パサー(コンドルは飛んでいく)とカルナバリータ(遠くからカルナバリータがやってきた)をリクエスト。

CD一枚購入して電車に乗ったのでした。

これでこの日の幸せ終了です。


いしはら

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お店は→兵庫県尼崎市神田中通り3-80 ダイシンマンシヨン 1F
電話は→06-6481-9320
営業は→11:30~14:30 17:30~22:00
定休日→火曜日
                     最寄り駅→阪神尼崎駅 徒歩5分程度

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2016年5月29日 (日)

鯖寿司・蕎麦掻き・鴨せいろ 兵庫県丹波市は青垣「三津屋妹尾」

マッタ~リ、ホッコリした~~い。

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ということでまだ菜の花が残る頃、丹波市の頃三津屋妹尾に行ってきました。

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元々は茅葺き屋根だった古民家をお店にしたお蕎麦屋さん。

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近くには大名草庵(おなざあん)という店もあるのだが、どうも私はこちらの方がお気に入りなのだ。

京都と同じように丹波地方でも古くから鯖寿司が有名で、鯖寿司を出すお蕎麦屋さんも多く三津屋妹尾でも頂くことが出来ます。

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まだ透明感が残る程良い締め加減の鯖は酸味より甘味が勝ち、寿司飯のニュートラルな味わいと程良いマッチング。

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鯖と寿司飯の厚さはほぼ1対1の割合で、鯖好きの私にはたまらない黄金比を構成しています。 (私にとってこの黄金比がとても重要)

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妹尾の蕎麦掻き・・・フンワリと湯気が立つ粗挽きの蕎麦掻きはホンノリと緑をまとい、円周から中心に向けて入れられた窪みがさながら菊練りを思わせる。(ちょっと551の豚まんにも似ているけど・・・)

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載せられた山椒の佃煮から流れ落ちる煮汁だけでも十分美味しい。
ネットリと箸先に絡みつくように持ち上がる質感もいいのだ。

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そして私の大好きな大好きな、もひとつだ~~い好きな鴨汁蕎麦!!

ここの鴨汁は小さな土鍋に熱々で、お蕎麦は湯通しでホンワリと温かい。

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湯通しのお蕎麦はフンと香りを運び、浸け汁で頂くのはもったい! でも鴨せいろばかりは汁無しのほうがよほどもったいない!!

四の五の言わずドップリと鴨汁に浸けてズズッと頂きましょう!!

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薄く光を通した蕎麦の一筋一筋には綺麗に星が浮き上がり、さながら夏の夜空に流れる天の川のようではないか。。。(そう思うのは私だけなのか・・・)

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そして鴨汁で頂く蕎麦湯がこれまた美味しい。
鴨出汁と油の旨味が何ともいえず、舌に鼻にと風味をまき散らすのだ!

庭を眺めながら蕎麦湯でユッタリと食後の余韻を楽しむ。
この時間がまた良いではないか。

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私はこのためにわざわざここに来ているのかも知れない。

そう思いながらこの日の幸せを終了したのでした。



三津屋妹尾

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お店は→兵庫県丹波市青垣町田井縄640
営業は→11:00~15:00
電話は→0795-87-2550
お休み→火~金曜日
最寄IC→北近畿豊岡自動車道 青垣IC 約5分

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2016年1月21日 (木)

丹波の「三津屋妹尾」でゆったりお蕎麦と鯖寿司 兵庫県丹波市青垣町田井縄

若狭から京都へと続く鯖街道。
滋賀朽木を経て京都に至る道が有名だが、周山街道から京都に入る道もある。
しかし、さらに西にも京都を経て丹波地方へ塩鯖が流通していたようだ。
このため丹波地方でも昔から鯖の棒寿司が親しまれていた。
そんな丹波市青垣にあるお蕎麦屋さんが「三津屋妹尾」。
北近畿豊岡自動車道の青垣ICからほど近い田井縄にあるお蕎麦屋さんだ。

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通い始めてもうどれだけ立つだろうか。
まだ幼稚園前の看板娘「りんちゃん」が、今はもう小学生(あれ、何年生になった?)。

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この日久しぶりに蕎麦仲間のO氏と訪問、初めてここの熱盛り蕎麦を食べようと思ったのだが・・・なっ、なっ、無い! メニューに無い!! ご主人に尋ねると今は裏メニューだそうだ (^▽^)
鯖寿司と共にお願いしました。
エッヘン! 実は私こう見えても鯖棒寿司には拘りがあるのです。
見た目の美しさや、味のバランスからも・・鯖と寿司飯の比率は1対1だ!!
これが鯖棒寿司の黄金比率なのだ!!!

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見よっ!この期待通りの黄金比率を! うっ、美しい。。。
口にすると、寿司飯の甘さに鯖の酢締め加減が絶妙のハーモニーを奏で始める。
やはり鯖の棒寿司が美味しいのは絶対この時期、晩秋から初春にかけてです。
暑い時期にはまず味わえないこの旨さなのだ!!!
・・・あっ、すみません。。ちょっと鯖トリップしてしまいました  (o_ _)o

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そしてこれが今は大奥に入ってしまった裏メニューの熱盛り蕎麦。
粗挽き粉が混ざるお蕎麦が熱々で出されます。

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まずお蕎麦だけを一手繰りすると、ムンとした干し草のような香りが鼻先をくすぐり、噛み進むと粗挽き粉がホンノリと穀物感を被せて来るのです。

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熱々の湯通し蕎麦に添えられるのは熱々の汁と卵黄に刻みネギ。
大阪泉州の熱盛りは全卵が多く、普通のざる蕎麦ですら鶏卵が一個付く店も。
ご主人がちく満ファンの奈良下市にある芳熊庵に至っては二個付いてくるのだ。

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これを軽く溶き汁に流し入れ、熱々蕎麦をドップリと汁に浸けて頂く。

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僅かに醤油が勝つ汁に卵黄のまろみが合わさって、熱盛り蕎麦には丁度よい味に仕上がっています。
熱盛り最大のポイントは、汁と卵のバランスが大事なのです。

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後から後からのお客様に、ご主人との会話は程々に済ませ・・・

ホッコリ気分を堪能してこの日の幸せ終了です。



三津屋妹尾

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お店は→兵庫県丹波市青垣町田井縄640
営業は→11:00~15:00
電話は→0795-87-2550
お休み→火~金曜日
最寄IC→北近畿豊岡自動車道 青垣IC 約5分

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2015年12月29日 (火)

「そば切り吟香」は中々素敵なお店だった 兵庫県川西市向陽台

能勢電鉄沿線に素敵なお店があるとの事で行ってみる事にした。
阪急川西能勢口乗り換えで能勢電平野駅から徒歩約20分(バスもあります)

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光洋台3丁目にあるお店はスッキリとしたシンプルなデザインで落ち着いた雰囲気。
四人掛けのテーブルが5卓、6人掛け相席用が1卓(だったと思う)と言う構成。

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コース(要予約)もあるが一品も多数あり、しかも比較的低価格なのが嬉しい。
時間は掛かるがランチタイムでも頂けるとの事で(状況で出来ない物もあります)、鴨ロース焼きと季節の野菜天麩羅盛り合わせと共に八海山をお願いしました。

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12時前とも有りさすがに少し時間が掛かりましたが、読みかけの本四・五ページを読み上げる頃に八海山到着。
続いて鴨ネギ焼きが出されます。
価格からすると薄い鴨肉が三切れ程と思っていたのですが・・・結構充実 (゜o゜;)

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焼き加減もええ感じやわ!
そしてそう遅れる事無く、季節の野菜天盛りが登場。

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キノコ類やさつま芋に南京などが入り、少し衣が厚いように思いますがOKレベル。

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塩と天つゆが添えられWの味わいで楽しみます。
多のお客さん達は天せいろを頼む人が多いようで、相席の方の天せいろをチラ見するとエビが大きそうで量も充実のようだ・・・。
さあ満を持してお願いしたお蕎麦は「粗挽き田舎」!!!
オ~~ッ、中々に荒々しさを主張する姿は、まさにザ田舎蕎麦だ。



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粗挽きながらパキッとした感じで角も立ち、黒ポチ・赤ポチがキッチリ打ち込まれる。
噛み進むと粗挽き粉が田舎の風味を伴って穀物感を口いっぱいに広げます。

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薬味には山葵ではなく辛味大根が。

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ミルに入った荒い結晶のお塩をガリガリ削る。

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でもお塩を付けるまでも無くプレーンで十分美味しいお蕎麦ですよ。
アッ、忘れてはなりません。盛り汁も醤油が僅かに勝つが出汁とのバランスが程良い。

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蕎麦湯で割るとフンワリと旨味が口の中に広がる。
やっぱり関西人は出汁を感じるとホッとするのかもしれません。
これでこの日の幸せ終了です。


そば切り 吟香

Photo

写真:吟香位置図(文字右寄せ)
お店は→兵庫県川西市向陽台3-5-118
電話は→072-793-7710
営業は→11時半~14時半 17時~20時(土日)
定休日→月曜・火曜日
駐車場→有り
最寄り駅→阪急平野駅 徒歩約20分(数は少ないがバス有り)

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