カテゴリー「お蕎麦の東京」の記事

2018年3月 4日 (日)

谷根千で蕎麦酒 東京都文京区は 「 鷹匠 」

谷根千
それは中 ・ 津 ・ 駄木の下町界隈を総称した呼び名だ。
休みともなればマップを片手に散策をする人や 、 谷中銀座などをで食べ歩きする人などで賑わうエリアなのだ。
私も大好きでたまに訪れます。

過去記事↓

この日は時間の都合で日暮里駅から、谷中銀座の夕焼けだんだんを下り、蛇道を歩いて大名時計博物館に伺い 、 昼食は 「 鷹匠 」 。
の予定。


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相変わらず賑やかな夕焼けだんだん。
色んなお店が道の両側に並び、食べ歩きやウィンドウショッピングも楽しい。
谷中のヒマラヤ杉はみかどパンの横にある大木。


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くねくね曲がる蛇道から脇に入り大名時計博物館へ。
蛇道は昔藍染め川を埋め立てて出来た道なのだ。


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ここは江戸時代に各大名が集めた時計を展示する民間博物館。


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残念ながら感無い撮影禁止で 、 お庭だけの写真ですが 、 普段目にすることのない珍しい時計を見ることが出来ます。

さて、そろそろお昼ご飯。

鷹匠!
ここの面白いのが朝7時30分から営業していいるところだ。
場所は地下鉄なら根津駅を降りて 、 言問通りから蛇道に向かうと左手にお店がある。


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お店は通りからの細いアプローチの奥でチョット解りづらいかもしれません。  が、アプローチの入り口にも暖簾が掛かるので見落とさないで。


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店内へ入ると右手に数席のカウンター 、 奥には入れ込みのお座敷が広がります。
ここ鷹匠には数種類の酒肴が少量ずつ盛られた 「 盛り合わせ 」 という品が有り 、 朝からでもお酒を楽しんでくれという何とも素敵なお蕎麦屋さんなのだ。


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まずは 「 盛り合わせ 」 を摘まみながら熱燗をチビチビ。
卵焼きと蒲鉾に白菜浅漬け 、 ちりめん山椒や豆腐味噌漬けなど。


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以前も書いたのですが、これ、旅館の朝ご飯に似てると思うのですが ・ ・ ・
卵焼き ・ 蒲鉾 ・ 味噌と煮豆にメカブ 、 そして佃煮とお漬物。
栄養バランスがとても取れてると思いませんか ?
これに焼き海苔が付けば完璧朝ご飯!

でも私にはお酒のアテなのですけどね  (;^^)ヘ..
お酒のお代わりと共に美味しく頂きました。


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お蕎麦は色々迷ったあげく 、 牡蠣せいろを田舎熱盛り ( 釜揚げのこと ) でお願いします。


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小ぶりながら粒ぞろいの牡蠣が熱々の盛り汁に入っています。


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田舎蕎麦は信州の車屋で出されるような挽きぐるみで 、 噛むほどに味が溢れ出る物。


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同行蕎麦仲間は牡蠣南蛮。


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夕べ鴨南蛮食べたんで今日は牡蠣か!!


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仕上げは釜揚げのお湯で割る牡蠣汁。
とってもコクを感じ 、 旨味と共に美味しく頂きました。


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フーッとホッコリでお店を後にしたのでした。


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お店を出て不忍池を経てアメ横へ向かいます。
途中、はん亭の素晴らしい木造三階建ての建物を拝見。


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ここは串揚げ屋さんなのですが 、 関西人としては新世界の串カツがあるので建物だけ見学。


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アメ横で今回絶対買おうと思っていた希少な4パーティションの小銭入れを二つ購入して上野から東京駅を目指しました。


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これでこの日の幸せ終了です。

鷹匠

20180301185600

お店は→東京都文京区根津2-32-8
電話は→03-5834-1239
営業は→7:30~9:30(L.O 9:00)12:00~18:00(L.O 17:30)
定休日→月曜・火曜
最寄り駅→東京メトロ千代田線【根津駅】徒歩5分
        東京メトロ千代田線【千駄木駅】徒歩8分

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2018年2月25日 (日)

おざわ臨時休業 で、浅草観音裏 「弁天」で牡蠣南蛮

冬になると必ず食べたくなるのが牡蠣蕎麦だ。
お店によってはトロトロ餡かけもあり 、熱々で体をより暖めてくれるのです。
それを目当てに浅草観音裏にある 「 弁天 」 に訪れました。

この日西浅草の 「 おざわ 」 で小宴会の後 、 観音裏にある 「 弁天 」 で牡蠣蕎麦を頂く予定だったのですが 、

おざわのドアに貼られた紙にはまさかの



      
臨 時 休 業  ・ ・ ・  ( ^.^)( -.-)( _ _)



天下御免の4文字
、 とりつく島もございません。
ということで急遽二次会予定の 「 弁天 」 へ。


二人掛けテーブル四卓と三人掛けカウンター 、 それに四人掛けの小上がりが二卓というこぢんまりとした店内。
弁天は牡蠣やはまぐりの南蛮とせいろを頂けるお店なのだ。

まずは焼き海苔と漬物盛り合わせに焼酎蕎麦湯割り。



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次いで蕎麦掻き。


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蕎麦掻きは桶に入る湯だめタイプ。


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そしてお蕎麦 、 同行三人は鴨南蛮と合鴨焼き 、 私は牡蠣南蛮をお願い。
プリプリ大粒の牡蠣がたくさん入る。



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がっ   ・  ・  ・



食べられない。

めちゃくちゃ食べたいのに ( ^.^)( -.-)( _ _)

食べられないのです。


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この日 、 夕方から体調が急変し激しい悪寒に襲われ 、 牡蠣南蛮も牡蠣を一粒半 、 お蕎麦も二手繰りでお箸を置いてしまいました。


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なんでやねん!!
 めちゃくちゃ楽しみにしてたのに。



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オーッ 、 肉厚の合鴨焼きは何て美味しそうなのだ。  食べられたら

せっかくの弁天訪問なのに ・ ・ ・ みんなは鴨南蛮と鴨塩焼きを美味しそうに食べて 、 「 柔らかいーっ !」 などとのたまわっている 。 。 。



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ホテルに戻って体温計を貸して頂き体温を測ると、38度7分。

まさかの ・ ・ ・ まさかのインフル?    
知恵熱    か ・ ・ ・


でも夜明け頃には少し熱も下がり 、 ある程度の朝食も食べることが出来て 、 その後内科医院を探して注射を打ってもらい 元気復活 したのでした。
あの熱


なんでやねん!!!!



浅草 弁天
お店は→東京都台東区浅草3丁目21-8
電話は→03-3874-4082
営業は→11:30~21:30(日祝~21:00)
お休み→水曜日
最寄り駅→地下鉄淺草駅

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2016年10月12日 (水)

東京駅蕎麦 永坂更科布屋太兵衛大丸東京店12F

麻布十番に本店を構える永坂更科布屋太兵衛、かつて飯野藩江戸屋敷に通っていた布商いの清右衛門が、藩主から蕎麦打ちが上手なので蕎麦屋になれと言われ、地元更級郡の「更」と藩主保科家の「科」を取って「更科」という名をもらい、「信州更科そば処 布屋太兵衛」という蕎麦屋を始めた事に始まる。

出自がはっきりしている店なのだが、現在に至るまで少しばかりややこしい過程を経て、今に落ち着いたお店だ。(話せば長くなるので省略)

さて、そんな永坂更科布屋太兵衛
実は初めて訪れたのは広島の福屋に有る支店、そして2度目が大丸東京店に有るまたまた支店、未だ麻布十番の本店には訪れていません・・・(;^^)ヘ..

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デパ上食堂街としては結構凝った造りのお店。

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まずは合鴨の塩焼き! と、ノンアルB!( ^.^)( -.-)( _ _)  (この日仕事)

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柔らかくて塩加減も程良く、ンガーッ!ビール飲みたいーっっっ!!

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しかし、そうはいってもどうにもならず (;。;) 泣く泣くお蕎麦に・・・
同行K氏は天丼合盛り膳(しかし彼はよく食べます)、私は穴子天せいろ。

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天丼合盛り膳は更科とせいろの合盛り、でも穴子天せいろには合盛りは無く、せっかくなので御前そば(更科)もと思ったのですが仕方有りません。

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更科は透明感が少なく真っ白な乳白色で味は薄いとK氏。(当然です)
しかし天丼が結構美味しそう!

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そして私の穴子天せいろ。

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こちらの盛り汁は辛汁と甘汁の2種類が汁徳利で出されます

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お蕎麦は丸抜きで、汁をつけずにそのままで手繰ると控えめの風味ですが、甘辛汁の組み合わせで美味しく頂きました。

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甘・辛どちらか一方を好みで、また両方を混ぜて好みに仕上げ頂きましょう。
一粒で二度美味しいグリコ蕎麦+αのX乗なのです。
お蕎麦だけ・甘汁・辛汁・そしてブレンドで4種以上の味わい方が楽しめる

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お蕎麦を半分以上やっつけて、いよいよ穴子天。
二つに切られていますが、一本揚げの結構なボリューム。
やはり私にはこれ位がちょうど良いかと・・・

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蕎麦猪口には蕎麦好きならどこかで見たことが有る絵柄。

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蕎麦湯を頂いて東京駅へ。

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ただもう一癖欲しかった・・・そう思いながらこの日の幸せ終了です。

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永坂更科布屋太兵衛 大丸東京店

お店は→東京都千代田区丸の内1-9-1大丸百貨店12F
営業は→11:00~22:00
電話は→03-6895-2881
定休日→無休
最寄り駅→東京駅

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2016年9月11日 (日)

その名の通り宮崎な蕎麦居酒屋 東京都千代田区麹町は「椎葉」


椎葉(しいば)
と言う名前から察するに、ご主人は宮崎県出身と推測できます。


この日宿泊したホテルの二軒ほど隣にお店はありました。

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店名の通り一品には宮崎県の郷土料理的メニューも有る。
お酒メニューには関西系で和歌山の黒牛と奈良の春鹿に目がとまります。


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蕎麦前に春鹿超辛口、お供には鴨の陶板焼きと蕎麦掻きをお願いしました。


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突き出しにはゴーヤともやしの酢の物が添えられます。

春鹿純米酒超辛口。
カチッとした切れと共にふくよかさも漂い、わずかな酸味がすっきりさを舌に広がります。





今西清兵衛商店が作る奈良の銘酒 「 春鹿 」 は、別邸の 蕎麦店 玄 」 でも供されています。


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鴨焼きはジュウジュウの熱々で出され、薄めながらも柔らかく、甘辛さはお酒のお供にほどよい味加減。



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蕎麦掻き



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蕎麦掻きに添えられる薬味は鰹節・海苔・茗荷・葱など多彩です。
そしてお味は・・・同行K氏から 「 蕎麦の味がしない 」  。 。 。
確かに 、 アッサリし過ぎてお蕎麦の風味が伝わってこない。


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ただこの日二人は会食を終え、すでに満腹中枢をやられてしまっている。
 
そうこう考えていると出されたお蕎麦。
きめ細かで滑らかな蕎麦肌は、色は浅めだが南信州で出だされる田舎に近い。


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噛み進むとお蕎麦の風味が口の中に広がり、噛み蕎麦系田舎なのでした。


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食べ終えてサラッと系のそば湯で出汁を感じながらホテルに帰りました。



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状況・時間的制約の中、緊急且つ可及的、にお酒と手打ち蕎麦を食べたいという事で利用する分にはよろしいかと。
それなりに美味しく酒・肴・お蕎麦を頂けますので ・ ・ ・ そう悪くないお店。
これでこの日の幸せ終了です



椎葉

お店は→東京都千代田区平河町2-4-5 平河町Kビル1F
電話は→03-3288-0048
営業は→11:30~14:30(LO14:00)17:00~23:00(LO22:30)
定休日→日曜・祝日
最寄り駅→地下鉄有楽町線麹町駅 徒歩約3分

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2016年7月10日 (日)

超蕎麦好き高藤彩子ブログで知ったお店 東京は本郷 「田多奈部 」


地下鉄本郷3丁目駅から歩くこと僅か。(あっけなく見つかる)


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外観は黒板を張り巡らした神楽坂料亭的純和風なデザインだが、お店に入るとシックで落ち着いた和モダンの設えだ。


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これは期待が持てそうな雰囲気がプンプン。
お昼は出来ない一品もあるそうで、この日お願いしたのは全てOK。
まずはビールで。(アサヒでは無くクラシックラガーでした)


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鶏キモソース煮
は爽やかな酸味が口に広がる。(バルサミコか?)
これ、アッサリ感があっていくらでも食べられそうな初めての味付け!


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小松菜とアサリの辛子和え
は優しい出汁の旨味がホロロンと口に広がり、ホンノリした辛みがお酒のお供にいい。


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店内は平日ともありサラリーマン風の方々をメインに入れ替わりながら、おおむね八割の入りで昼時を過ごしていた。

桜海老のかき揚げはよくある円筒形のものでは無く比較的小ぶりなもの。


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ここでお酒をお願いします。(銘柄忘れました・・・)


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相方様は穴子天せいろ


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結構大きめの穴子天。サクフワ。



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私は漬けトロをお願いしました。


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トロロだけでお酒のアテになる。


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濃厚な風味が広がります。


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しなやかな出で立ちのお蕎麦は比較的アッサリとしたもので、一手繰りすると見た目どおりの柳ゴシで喉越しも良い。


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日本酒も揃い一品も美味しくて、蕎麦前を楽しんでお蕎麦を頂くのに結構良いお店です。




田奈部

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お店は→東京都文京区本郷3-35-6 大石グリーンビル 1F

電話は→03-3814-0218

営業は→11:30~14:00、17:30~21:00

お休み→日曜日

最寄り駅→地下鉄本郷三丁目

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2016年6月29日 (水)

上野藪そばで蕎麦屋酒 東京都台東区上野

灯ともし頃の上野の街は人の賑わいで溢れている。
仕事帰り、観光客、若者達、とにかく大賑わいの界隈。
その一角に「上野藪そば」はある。

久しぶりに訪れた上野藪そばは、店の前には空き待ちの人達が並んでいた。

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え~~っ、並んでるんや。 。 。そうここのお蕎麦は結構美味しいのです。

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神田藪そばからの暖簾分けが1892年というから、直系である浅草の並木藪蕎麦よりも歴史は古い。

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打ち場に面したカウンターに席を頂き、蕎麦前はビールを注文。
満席の店内では結構お酒を飲みながら語らうお客さんが多い。

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山葵いもは神田やぶそばのように箸で摘まめる程の粘りでは無く、ズズッとすする感じで頂きます。

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東京のお蕎麦屋さんで風情を感じる一品が、この海苔箱で出される焼き海苔。
海苔が入る中箱の下には乾燥を保つために炭の火種が隠されているのだ。

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焼き海苔はパリッが命、でもこの日忙しかったのか火が消えていた (-.-;)

蓋を開け海苔を一枚取り山葵醤油で頂き、また蓋を閉める。
これにトロロと山葵を載せて頂くのもおつなものだ。
江戸の粋さを感じる一品。

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合い焼は合鴨の塩焼きで、厚みがあって柔らかくて程良い塩加減が最高。

しかしこのハジカミ・・・アスパラかと思ったわ! (^Д^)


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結構注文が目立つ明太子焼。(一切れ食べてしまいましたが)

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すでにほろ酔い、いえほろほろ酔いなのでここらでお蕎麦にしました。

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流行の細切りでは無く標準的な太さに打たれたお蕎麦がせいろに盛られます。
お蕎麦だけで一手繰りすると・・やっぱり美味しい。

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キッチリと角が立って切りムラが無い。
風味を十分に感じさせ、汁無しで完食出来るのはさすが上野藪そば。

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綺麗な銅びきの湯桶は健在で、これを見るだけで伝統を感じるのだ。
盛り汁をサラッとした蕎麦湯で割ると、フンワリと出汁の華やかさが香り立つ。


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手打ちで二八のお蕎麦を出す上野藪そば。
蕎麦湯を頂きホッコリと余韻を楽しんだ後、夜のとばりに足を踏み出しました。

これでこの日の幸せ終了です。




上野藪そば

お店は→東京都台東区上野6-9-16
電話は→03-3831-4728
営業は→11時30分~20時30分
お休み→水曜日
最寄り駅→JR上野駅

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2016年6月19日 (日)

東京でのお気に入り蕎麦店 台東区西浅草は「おざわ」

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半年ぶりにいイイ~っ、来たあアア~~ッ! 
大好きなお蕎麦屋さん「おざわ」へ、来たアア あっ、もう良いですね・・・
昨年末同様お昼の訪問となった(本当はゆっくり過ごせる夜に来たいのですが)。
午後1時過ぎ、少しだけ待って6人掛け相席テーブルに案内されました。

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ここで何をおいても注文する卵黄の味噌漬け。
これはお勧めだ。
粗挽きそばと共にこのお店に通う切っ掛けの一つとなった逸品。


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もう一品は紋甲烏賊と海老の薩摩揚げ。
イカと海老なら間違いなく美味しいでしょっ! そんな薩摩揚げ。
以上の二品に相方が甘くても良いと頼んだ卵焼き。
そして気温30度越えの東京、ビールをお願いしたのは言うまでもない。

卵黄の味噌漬け

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その名の通り卵黄を味噌に漬けた物だが、これは辛いだけの味噌漬けではなく、何というか甘すぎない甘さに旨味がギュッと凝縮された感じなのだ。
一人前二個を相方と分けたのだが、私が半分も食べ進まぬうちに完食。
「すごく美味しい!」とかなりお気に召したようだ。

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これは当然ながらビールにも合うのだが、やはり日本酒だ。

いや、ワインにだってきっと合うだろう。(私は飲まないが・・・)



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さすがに箸を付けなかった私だが、相方は美味しいと全部平らげていた。
(決して不味いのでは無い、私は甘~い卵焼きが苦手・・・)

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熱々揚げたての薩摩揚げもビールや日本酒にピッタリ。
ジュワーッと染み渡る旨味が素敵なのだ。
そろそろお蕎麦を頼んでおこう。
私は鴨ざる、相方には東京で人気の胡麻汁そばをお願いすることに。

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これは冷たい蕎麦を胡麻だれで頂く物で、関西では比較的馴染みの薄いお蕎麦だが、これが中々侮れない美味しさなのだ。


そして私のお願いした鴨汁そば。

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価格は胡麻汁そばの2倍に匹敵するもので、関西人にとってはいわゆる「清水の舞台から飛び降りる」ほどなのだが・・・

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内容はそれに十二分に見合う物だ。
というのも他店ではこれを遙かに上回る物もある。

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肉厚の柔らかい鴨肉が5切れ程入り、気持ち的にはこれを先出しでお願いしてお酒を頂きたい。
夜なら多分OKだろうが、いつか昼間お客さんのいない時にお願いしてみよう。

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よくSNSで書かれているのがこちらの魔法瓶湯桶・・・でも気にしません。

これが創業百年以上の老舗ならいざ知らず、漆塗りや銅びきの湯桶じゃなくても盛り汁の旨さを楽しめるなら一向にかまいません。

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ちなみにこの日雷門は工事中のようでした。

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仲店の喧噪に身を任せながら浅草駅を目指しました。



おざわ

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お店は→東京都台東区西浅草2-25-15
電話は→03-3841-6450
営業は→11時半~14時半LO(昼は土日祝のみ) 17時半~20時半LO

お休み→月・火曜日
最寄駅→TX ・ 都営 ・ メトロの各浅草駅

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2016年6月 9日 (木)

石月で親子汁せいろ 東京は丸の内 新丸ビル

この日、日帰り弾丸東京出張 (;。;)
往復駅弁かと思っていたら・・・昼食はなんとか蕎麦にありつけた (*^O^*)

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東京駅丸の内側の新丸の内ビル5階にある石月。
グランフロント大阪にも出店しているお蕎麦屋さんだ。

思ったよりこぢんまりした店内で、以外にも大衆感が漂っている。
お昼のコースには2千円以下の手頃な物もあるのだが、時間の都合であらかじめ決めておいた 「親子つけ汁そば」。

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ようは親子丼の具が入る熱い浸け汁に冷たいお蕎麦を浸けて頂くもの。
玉子は薄衣が折り重なるように幾重にも汁の中で漂い、これをお蕎麦に絡ませるようにして手繰り上げると、辛汁にまろみを着せて何ともバランス良く口の中で旨味が広がる。

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これ、美味しい~~っ!!

お蕎麦はあくまでも密やかに主張するアッサリタイプなのですが、このつけ汁には丁度よくて、とじ蕎麦好きの私にはかなりツボにはまりました。

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ただお蕎麦の盛りはかなり薄めで、この私ですらもう一枚食べたいと思うほどの量蕎麦前とそのお供を頂いた後ならこれで十分なのですが・・・ ( ̄∇ ̄)

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お仕事なのでそうもいかず・・・
汁はサラッと系の蕎麦湯で割ると節の旨味に鶏のコクが被さり、思わずフーッと吐息を漏らし、汗をふきふき仕事に向かったのでした。



石月

お店は→東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング5F
電話は→03-5879-4680
営業は→昼:月~日11:00~17:00(LO17:00)
        夜:月~土17:00~23:00(LO22:00) 日祝~22:00(LO21:00)
定休日:無休
最寄り駅→東京駅(各路線)約2分 地下鉄大手町・丸の内約3分

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2015年11月26日 (木)

西浅草「おざわ」で美味しい昼蕎麦酒 東京都台東区浅草

東京では外す訳には行かないお店の一つが「手打ち蕎麦 おざわ」だ。

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浅草国際通り沿いの今半から一筋西に入るとその店はある。

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新蕎麦は北海道石狩沼田産のキタワセのようだ。

このお店に通い始めてもう4年になる。(遠いので週一は無理ですが (‥ゞ )

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お気に入りのお蕎麦は粗挽き、そしてお気に入りの酒アテが琥珀色のこれこれ。
メニューを見るまでも無い、鴨焼きは夜だけだが卵黄味噌漬けはお昼でも戴けます。
まずはビールと共に・・・

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今年春先に頂いて以来の逸品に思わず目尻を下げて 「久しぶりやわ」、すると奥様も笑顔で 「久しぶりですものね」 そう言いながら 「卵黄の味噌漬け」 を出して頂きました。

お味噌の辛さは程々に、程良い甘さが加わって絶妙の味付けなのだ。
これをチビチビ頂きながらビールやお酒をやるのが最高に良い!

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お昼の酒肴にもう一つの逸品が、揚げたて熱々で出される 薩摩揚げだ 。(どうだ!)
イカ エビ の旨味が これでもか! 口の中に納まりきらない幸せ~~っが広がる!

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お酒のラインアップも結構揃っています。

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なので日本酒も頂いて・・・新潟は佐渡のお酒真野鶴は辛口だ。
確か前回も頂いた私好みの初心者マーク御用達。

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同行の二人は卵焼きも注文するが。。。(東京の卵焼きは私にはどうも甘すぎて・・苦手)

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と言う事でそろそろお蕎麦にいたしましょう。
おざわ経験者のT氏は普通の「ざる」。

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おざわ初体験のK氏が興味を示した「太打ち」 、説明すると物珍しさも手伝って注文です。

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これはほぼ蕎麦刺しで「太切り」と言っても良いでしょう。

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そして私はいつもの粗挽きをお願いしました。

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どれをとっても美味しい蕎麦達なのだが、やはり私一押しは穀物感感じる粗挽きです。

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ポットで供される蕎麦湯は、ご夫婦で切り盛りするお店の工夫  (^□^)

いつもながら奥様の笑顔に見送られながら、ほろ酔いで裏浅草を目指したのでした。

やきとり君のブログで見つけて以来、ずっと通っているお店なのです。


おざわ

お店は→東京都台東区西浅草2-25-15
電話は→03-3841-6450
営業は→11時半~14時半LO(昼は土日祝のみ) 17時半~20時半LO
お休み→月・火曜日
最寄駅→TX ・ 都営 ・ メトロの各浅草駅

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2015年11月13日 (金)

「藪伊豆総本店」東京日本橋の老舗蕎麦店で昼蕎麦酒

東京日本橋にある老舗のお蕎麦屋さんと言えば、大阪城築城時の砂置き場に並んだ砂場蕎麦に端を発し、その後江戸蕎麦文化の一翼を担った砂場縁の「室町砂場」、 創業百余年カレー南蛮が売りの「やぶ久」、、そして今回お邪魔した「藪伊豆総本店」だ。

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東京駅八重洲中央口からまっすぐ東に進み、首都高室町ランプ手前を左に入った所に藪伊豆のビルがある。
ビルの前には門構えがあり、脇に置かれるメニューが敷居を下げている。

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門を潜ると右手が通常店舗、左手が宴会場入口だ。
この日10人で予約を入れていたので、左手入口からエレベーターで三階のお座敷へ。

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「伊豆本」と名乗っていた店は創業180余年の老舗で、明治に入った頃「神田やぶそば」の傘下となり、双方の店名を合わせ「藪伊豆」となった。(お店HPより)

そんな老舗のランチセットは1080円とお得なのだが、ここはア ラ カ ル ト。
まずは蕎麦前のビールを・・・突き出しはお馴染みの蕎麦味噌だ。

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蕎麦の実を練り込んだ蕎麦味噌でビールを頂きながら一品を注文。

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「たたき」とあったので軽く炙った鴨肉を想像していたのだが・・これは鴨ロース煮。
それでもピンク色に仕上がった鴨ロースは柔らかくて美味しい。

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千葉県多古の大和芋トロロは、お箸で切ってつまみ上げる程の強い粘りゴシ。
焼き海苔は山葵をチョイと載せ醤油で頂く! パリッとして磯の香が広がるのだ。

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三つ葉山葵和え・たたきのり、油と相性の良いナスの揚げ出しも熱々の揚げたて。
椎茸と卵焼きだけのシンプルな芯を巻いた蕎麦寿司は色白で、寿司用に打たれているのだろうか、アッサリと口直し的存在。

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そろそろ仕上げのお蕎麦は、胡麻せいろ・胡麻蕎麦(温)・鴨せいろの三種混合注文。
当然私は鴨せいろ! 鴨汁は濃いめ薄いめの二種から選択できて、違いを尋ねると「男性なら濃いめの方が良い」と勧められそちらをチョイス。

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ブログ写真としてのルックス的には・・・地味で花が無い胡麻汁 (^0^) だが、少し飲ませてもらうと、まず濃厚な胡麻の風味が広がり、後口はしつこくない仕上がりだ。

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お蕎麦は小さめのせいろ二段で出されます。
まずはそのままで一手繰り・・ん、もう一手繰り・・お!、さらにもう一手繰り。
意外といける。(失礼)
外観や食感は神田やぶそば系で、色も僅かに緑がかっているような気がしました。

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合鴨の肉も厚めで柔らかくて臭みも無く、ギトギト濃厚好きの方には物足りなく感じるかもしれないけれど、この鴨汁は私好みだ!

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白濁サラッと系の蕎麦湯で割ると、フンワリと香る出汁に旨味が優しく広がる。

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老舗蕎麦店ならではの雰囲気と味の素敵さがあり、これはまた一軒東京の行きたい店が増えたぞ! そう思いながらお店を後にしたのでした。
そして深川 門前仲町を目指す・・・のであった。


藪伊豆総本店
お店は→東京都 中央区 日本橋3-15-7
電話は→03-3242-1240
営業は→11:00~15:00 LO(土祝15:00閉店)
    17:00~22:00(LO21:00) 金~22:30(LO21:30) 土祝~20:00(LO19:30)
定休日→日曜

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